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【第29回土光杯全日本青年弁論大会】フジテレビ杯 慶応義塾大学教職生 中島彩さん「一票なしに将来はなし-若者の政治離れに警鐘を-」

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【第29回土光杯全日本青年弁論大会】
フジテレビ杯 慶応義塾大学教職生 中島彩さん「一票なしに将来はなし-若者の政治離れに警鐘を-」

 わが国の未来はどうあるべきか、それをどう実現するか-。若者たちが夢について語った第29回土光杯全日本青年弁論大会(フジサンケイグループ主催、積水ハウス特別協賛)が14日、東京・大手町のサンケイプラザホールで開かれた。大会テーマは「日本の将来を問う-日本の精神、憲法、政治」。全国から選ばれた13人のなかから最優秀賞の土光杯、優秀賞の産経新聞社杯、フジテレビ杯、ニッポン放送杯に輝いた4人の主張の要旨を紹介する。

 □慶応義塾大学教職生 中島彩さん(25)

 ■「一票なしに将来はなし-若者の政治離れに警鐘を-」

 ≪投票することで政治は変わり始める≫

 日本の将来は自分に関係ないと考える若年層の投票率低下が、近年、問題視されている。では、なぜ、若者たちは「選挙」に関心を持たないのだろうか。

 「面倒くさい」「興味がない」ということのほか、政党や政治家に対しても不信感を根強く持っており、誰を選んでも政治は変わらないという考えに至っている。また、若者をターゲットにした政策ではなく、高齢者世代をターゲットにした政策を中心に掲げるため、政党・政治家側からも背を向けられているといっても過言ではない。

 私が学生時代に留学したアメリカでは、当時、大統領選挙が行われていたが、学生たちは、オバマ大統領の就任スピーチに聞き入っており、「自らが、政党・大統領を選び、政治に参加する」という彼らの姿勢に私は驚かされた。

 アメリカの若者がここまで政治に積極的に参加する背景には、徹底した政治教育がある。一方、日本では、国民として、いかに民主主義を支え、政治参加していくのかを教えていない。選挙権を持たない10代にこそ、政治と自分の繋がりを学ぶことができる実践的な政治教育が必要である。

 若者の政治離れにストップをかける方法は、日本人としての責務を正しく教える、新しい政治教育を実施することではないだろうか。どの党を、どの候補者を選ぶかだけでなく、「若者が選挙へ行き、投票する」という行動が、日本にとっても、若者にとっても、大きな価値があるのだ。私たちが投票することで政治は変わり始めるのだ。日本を支える私たちにとって、安心をもたらす“国”へと変えるべく、まずは一票を投じ、声を上げていこうではないか。

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