長野県の風疹患者、1週間で5人 首都圏の流行「飛び火」? - 産経ニュース

長野県の風疹患者、1週間で5人 首都圏の流行「飛び火」?

 長野県健康福祉部は12日、9日までの1週間で、県内医療機関からウイルス性感染症の「風疹」と診断された患者の届け出が5人あったと発表した。平成26年以降、5人を超える患者が長野県内で出た例はなく、患者数が62人となった25年の再来が懸念されるとして、同部は同日付で、医療機関や市町村に通知を出し注意を促している。
 同部によると、5人の風疹患者は、県松本保健所管内で30~40代の男性4人、県伊那保健所管内も20代女性1人が確認された。県内では8月、県諏訪保健所と長野市保健所の両管内で、20代男性と30代男性がそれぞれ1人ずつ届け出があり、計7人の感染が確認されたことになる。7人に接点は認められず、感染の経路は不明という。
 国立感染症研究所の集計では、今月2日までの風疹患者数は全国で362人。このうち72%が東京、千葉、神奈川、埼玉の4都県に集中しており、県内に「飛び火」した可能性も指摘されている。
 妊娠初期の女性が風疹に感染すると、生まれてくる子供が眼や耳、心臓に先天的な障害を生じかねない上、風疹は潜伏期間が2~3週間と長く、症状がないまま感染が拡大している恐れもある。同部は「周囲の家族は早期に予防接種を済ませることが必要だ」と話している。