【マンスリー囲碁】女流本因坊戦 4期連続で謝VS藤沢 - 産経ニュース

【マンスリー囲碁】女流本因坊戦 4期連続で謝VS藤沢

第37期女流本因坊戦五番勝負への挑戦を決めた藤沢里菜女流名人(左)。右は上野愛咲美女流棋聖
 囲碁の謝依旻(しぇい・いみん)女流本因坊(28)への挑戦者を決める第37期女流本因坊戦の本戦決勝が6日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流名人(19)が上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(16)に白番中押し勝ちし、前期失ったタイトルへの挑戦を決めた。謝女流本因坊と藤沢女流名人で争う女流本因坊戦は4期連続となる。
 第33期(平成26年)に向井千瑛(ちあき)五段を破り、初めて女流本因坊を獲得した藤沢は翌年、最終第5局までもつれた末、謝に敗れ失冠。第35期では謝から奪還したが、昨年はまたもやフルセットで謝に奪われた。取られて取って、取られて…。女流囲碁界を牽引(けんいん)する2人の間でタイトルが行き来している。4期連続同じ組み合わせは、青木喜久代八段-小林泉美六段(第12~15期女流名人戦)など3例目だ。
 藤沢は、「昨年取られてしまったので挑戦したいと思っていた。実現でき、楽しみでもある。五番勝負は長期戦。体調に気をつけ一局一局、集中して戦いたい」と、女流棋戦最多、8回目の謝との対決に思いをはせた。
 また、タイトル保持者同士で挑戦者決定戦が争われたのは、平成14年の第14期女流名人戦(青木女流最強位-加藤朋子女流鶴聖)以来2度目。実力者が順当に勝ち上がってきたといえるが、10代同士での決戦は七大タイトル戦も含め初めてだった。藤沢は「年上の先輩と対局することが多かったので、若い上野さんと(決定戦で)当たるのは不思議な気がした」。年下の台頭を抑え、来月10日開幕のシリーズに挑む。(伊藤洋一)