(17)自宅のチャームポイント

暮らし替えの道しるべ

 自分の家のチャームポイントはどこですか?

 普段生活していると、そんな場所を意識することはほとんどないかもしれません。それどころか、せっかくの眺望の窓の前に大きな本棚を設置し、景色どころか部屋が暗くなってしまっていたり、すてきなソファがあるリビングの真ん中にこたつが置いてあったり。客観的に見ると「どうしてこんなところにこんなものが置いてあるの!?」と思うようなレイアウトが意外に多いのです。まずは、入居前を思い出してみましょう。どうして、この部屋を選んだのでしょうか? たくさんの選択肢の中から「ここに住みたい」と部屋を選んだことと思います。住み始めたばかりの部屋には、チャームポイントがあったはず。

 しかし、暮らしの中ではいつの間にか物が増えます。大好きな本もたまると収納場所がなくなり、本棚を買い足してもその置き場に困り、眺望の良い窓の前に置くことに。また、引っ越しと同時にリビングにあこがれのソファを購入したものの、冬は足元が寒く、旧居で使っていたこたつをついつい出し、結局そのまま数年たってしまったり…。場当たり的に対処をしていると、統一感もなく、部屋も狭くなり、せっかくのチャームポイントは影を潜めてしまいます。

 そこで、自分の部屋の写真を撮ってみることをおすすめします。いつもの部屋のイメージと全く変わって見えるので、驚かれる人が多いのです。撮り方は簡単。部屋の入り口から立った状態でパチリ。次に椅子に座った状態でパチリ。目線にあるものをどうすればチャームポイントにできるか、そのヒントが隠されています。(日本ホームステージング協会 代表理事 杉之原冨士子)