「天心記念茨城賞」に金沢市の谷善徳さんの作品「鴻雁北」

 
第24回天心記念茨城賞を受賞した谷善徳さんの日本画「鴻雁北」(県教育委員会提供)

 東京都美術館(東京・上野公園)で開催中の再興第103回日本美術院展覧会(院展)の「第24回天心記念茨城賞」に、金沢市の谷善徳さん(50)の作品「鴻雁北(こうがんきたす)」が選ばれた。

 受賞作は縦225センチ、横180センチの日本画。山の向こうから朝日が差し込む中、雁が北へと帰る様子を描いている。谷さんは「名誉なことで、大変うれしい。春先、雪解け水が残る田んぼが朝日に照らされたときの水のきらめき、美しさを出せればいいな、と思い描いた」とコメントしている。谷さんは金沢市立金沢美術工芸大美術工芸学部を卒業。

 天心記念茨城賞は、「県天心記念五浦(いづら)美術館」(茨城県北茨城市大津町椿)の建設を記念し、将来を嘱望される画家を育成するのを目的に、同県が平成7年度に創設。受賞作品は院展の巡回展の終了後、同県に寄贈される。