〈684〉「週刊朝日」のあきれた新連載

花田紀凱の週刊誌ウオッチング
記者の囲み取材に応じる自民党の石破茂氏(川口良介撮影)

 『週刊文春』、飯島勲(内閣参与)の「激辛インテリジェンス」は毎号、さすがの情報量と分析で必読のコラムだ。

 今週(9月6日号)は「石破茂は総裁選を辞退せよ」。今頃、こんなことを言えるのは飯島さんくらい。

 〈「正直、公正、石破茂」っていったい何なの?「政治への信頼を取り戻す」とか「国会の公正な運営」とかね。(中略)まるで学級委員の選挙だよ〉

 〈安倍続投じゃダメだっていうなら、石破氏はこれらの政策のどの部分がダメで、何が欠けているのか、もっと具体的に指摘してだな。そのうえで「オレが日本丸の船長になったら、こんな政策のかじ取りで行く」っていう政策ビジョンを国民に示してほしい〉

 〈ただ反安倍を訴えるだけなら総裁選の討論会もへったくれもないじゃん。(中略)今からでも遅くないから、立候補を辞退すべきだと進言したいね〉

 これに尽きる。

 その『文春』、相変わらずの安倍批判で、トップが「安倍三選最後の落とし穴 進次郎9・8決起計画」。

 9月8日に行われる日本財団主催のフォーラムで小泉進次郎氏が基調講演。そこで事実上の石破支持を表明するのではというのだが。

 〈もし今回も最後まで旗幟(きし)を鮮明にしなければ、一回生だった六年前と何も変わっていないことになる〉

 『文春』、進次郎氏を煽(あお)っている。

 『週刊新潮』(9月6日号)「新聞・テレビが報じない『少年法』の敗北 『女子高生コンクリ詰め殺人』の元少年が『殺人未遂』で逮捕された」は『新潮』らしい、そして『新潮』にしかできない記事。

 1989年、4人の少年たちが、何の罪もない女子高生を40日以上も監禁、強姦(ごうかん)、暴行を繰り返し、最後は殺してドラム缶にコンクリート詰めにした事件。当時『文春』の編集長だったぼくにとっても忘れ難い、凶悪事件だ。

 『週刊朝日』(9・7)があきれた新連載。「前川喜平の“針路”相談室」

 歌舞伎町の出会い系バーで、“貧困女子”の相談に乗ってる方がお似合いだろう。(花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)