日に何度も兄弟げんか どうすれば減るでしょうか

原坂一郎の子育て相談
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相談

 5歳と6歳の兄弟がいます。兄弟げんかを一日に何度も繰り返しており、困っています。大抵は兄が弟にちょっかいを出す形で始まり、兄が弟をたたいたり蹴ったりし、弟が大泣きして私がしかる、というパターンです。年子でも仲の良い家もあるそうですが、どうすればけんかが減るでしょうか。たまに弟に優しくしているときには、すかさず褒めてはいますが効果はありません。

回答

 うちにも年子の兄弟がいますが、2人は仲が良く、これまで28年間、実は一度も彼らのけんかを見たことがありません。そうなる方法を教えてください、と言われそうですが、親としての心当たりはありませんので、わが家の七不思議のひとつになっています。きょうだいげんかの多い少ないは、親の育て方よりも、持って生まれた性格の影響も大きいように思います。

 負けん気が強い、自己主張が激しい、攻撃的、我慢が苦手、などの傾向があると、大人子供関係なく、その周りでは何かとトラブルが起こりやすいものです。

 けんかが多い兄弟は、普段から相手に対しての不満を必ず持っています。そこで、その不満を別々に聞き出してください。同時に、いいところ、好きなところも必ずあるはずなので、それも聞き出してください。それを「あなたのことをこんな風に言っていたよ」と相手に伝えるのです。お互い「へえ、そんな風に思ってくれていたんだ」と内心うれしくなり、相手への思いが変わっていきます。

 けんかが起きたときは、お互いの言い分を聞き両者の味方になること。「ふーん、そうだったの」でOK。1分もかかりません。自分が理解されたことで満足感は増し、気持ちも行動も落ち着きます。一番良くないのは両方を叱ること。お互い「相手のせいで怒られた」となり、憎らしさが募ります。優しくしたときにほめる作戦は良いことですので、ぜひ続けてください。そうこうするうちにけんかの数は必ず減っていきます。そのときはそれもほめてくださいね。2人の前で。(原坂一郎=こどもコンサルタント)

 原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行なう。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士