水戸城の復元模型が完成 明治維新150年記念事業の一環 茨城 - 産経ニュース

水戸城の復元模型が完成 明治維新150年記念事業の一環 茨城

水戸城復元想定模型をのぞき込む関係者ら=31日午後、水戸市三の丸(上村茉由撮影)
 水戸徳川家の居城、水戸城の復元模型が完成し、水戸城跡二の丸展示館(水戸市三の丸)で31日、関係者らに公開された。明治維新150年記念事業の一環で、復元が進められている大手門や二の丸角櫓(すみやぐら)などとともに、水戸藩に思いをはせるのに一役買う。
 水戸城は北を那珂川、南を千波湖に挟まれた台地に築かれた土造りの城。下の丸、本丸、二の丸、三の丸の4つの区画からなる。
 模型は実物の約1千分の1の大きさで、縦70センチ、横120センチ。復元工事が進む大手門や、政務活動の拠点となっていた屋形、「大日本史」の編纂(へんさん)が行われた彰考館など、城内の建築物が詳細に再現されている。
 水戸市の高橋靖市長は「水戸の歴史を振り返るときの参考になり、さまざまなことを学び取れるのではと期待している」とあいさつ。関係者らとテープカットをして完成を祝った。
 内覧会に訪れた市民観光ボランティアの白石栄子さん(71)は「模型があると、観光客に説明しやすくなる。水戸城のことを知ってもらうのに良い」と喜んだ。模型は1日から、展示館で一般公開される。
 一方、来年9月の完成を予定している大手門の屋根を覆う鯱(しゃち)瓦と鬼瓦が31日、焼き上がり、迫力満点の姿がお披露目された。
 鯱瓦は高さ1メートル、幅30センチ、厚さ60センチで1対。鬼瓦は高さ約60センチ、幅約96センチ、厚さ約11センチの大きいものが2枚と小さいものが12枚。日本三大瓦の一つ、三州瓦の産地である愛知県の工房で約5カ月かけて製作された。(水戸支局 上村茉由)