【日本再発見 たびを楽しむ】雑木林の足元 赤く染まる珍しい光景~巾着田曼珠沙華公園(埼玉県日高市) - 産経ニュース

【日本再発見 たびを楽しむ】雑木林の足元 赤く染まる珍しい光景~巾着田曼珠沙華公園(埼玉県日高市)

雑木林に500万本の曼珠沙華が一面に咲き誇る
 毎年秋の彼岸の時期になると、鮮やかな赤い花をつけるヒガンバナ。別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と呼ばれ、全国各地で見られるようになる。その名所のひとつ、埼玉県南西部を流れる高麗川(こまがわ)沿いの「巾着田(きんちゃくだ)曼珠沙華公園」(埼玉県日高市)には日本最大級の500万本もの曼珠沙華が咲き誇る。真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたような景色に、多くの来園者が目を奪われる。
 曼珠沙華は例年、9月中旬から10月上旬が見頃になる。同公園には、3・4ヘクタールの曼珠沙華の群生地が雑木林に広がり、独特な空間をつくり出す。同公園の特徴ともいえ、巾着田管理事務所の担当者は、「雑木林の足元が赤く染まる珍しい光景が見られます。川も近いので豊かな自然を感じられますよ」と魅力を話した。公園名にも入る「巾着田」とは高麗川が大きく蛇行し、形が巾着のように見えることから名付けられた地名で、川に囲まれた円形の土地の半分が公園として整備された。
 同公園はほかにも、菜の花やコスモスなど四季折々の花が咲くほか、現地の水生生物がすむビオトープや散策路が整備されている。河原でのキャンプやバーベキューも人気で、今では年間約60万人が訪れている。
 15日からは「巾着田曼珠沙華まつり」が始まり、地元のグルメや物産も楽しめる(30日まで。曼珠沙華の開花中は入場料300円)。暑さで疲れた体を癒やしに訪れてみてはいかがだろう。
 ▽9月22日には、巾着の形を見渡せる日和田山など奥武蔵の山々を登り、同公園を訪れる日帰りバスツアーを開催。問い合わせは、サンケイツアーズ(電)0570・00・8250。