画像化で探る ブラックホールの産声

万象
ガンマ線バーストの模擬解析(理化学研究所提供)

 太陽が一生かけて放出するほどの膨大なエネルギーを、電磁波の一種であるガンマ線として数秒から数十秒で一気に噴き出すガンマ線バーストは、宇宙で最も明るい天体現象だ。質量が太陽の数十倍で、高速回転する星が終末期に爆発し起きるとされるが仕組みは解明されていない。

 画像は発生機構の模擬解析で暖色は高温、寒色は低温。白い輪は磁力線で、縦に貫く青い部分がジェットという物質の流れだ。近年、崩壊する星の中心に回転するブラックホールが生まれ、回転エネルギーで生じた磁力線がジェットを作り、その上下にガンマ線が噴き出すと仮定すると説明できることが分かってきた。(壽)