【橘ジュンの人生相談】愛煙家の夫 どうすれば禁煙してくれるのか - 産経ニュース

【橘ジュンの人生相談】愛煙家の夫 どうすれば禁煙してくれるのか

イラスト・千葉真
質問
 今年で54歳になる夫は、20代からたばこを吸い続ける愛煙家です。喫煙量は1日に10本くらいです。
 私はたばこの煙がとても苦手で、夫が吸うと頭痛やくしゃみが出てしまい、副流煙の健康被害も気になります。あの臭いが洋服やカバンに染みつくのも嫌です。「外で吸って」と言っても、夫はキッチンで換気扇を回しながら吸います。
 長年たばこを吸い続けている夫の健康が心配で「健康のためにやめたほうがいい」と禁煙を促してみるものの、「俺は一生やめない。たばこを吸っていても長生きしている人はいる」と言い訳し、聞いてくれません。
 今年、私はひそかに禁煙に効くというサプリを購入し、朝のコーヒーに内緒で入れて飲ませてみましたが「味が変」だとバレてしまいました。少しずつでも喫煙量を減らしてもらいたい。夫に聞く耳を持ってもらうには、どうすればいいでしょうか。(東京都狛江市、53歳、会社員)
回答
 声をありがとうございます。
 換気扇を回してはいても、あなたに頭痛やくしゃみの症状が出てしまっている時点で夫が家の中で吸うことはルール違反だと思いますし、やめてほしいですね。
 しかし、あなたの夫にしてみたら、日々忙しく過ごす中、一服することはつかの間、ホッとするための大事な時間なのかもしれません。本人は好んで口にしているため、なかなかやめないものです。
 まずは頭痛がするというあなたの健康が心配です。最近は電子たばこが人気で、臭いもそれほど気にならないものもあります。まずは手はじめに、あなたの体調を考えて、「家の中で吸うときは電子たばこに変えたら?」とすすめてみるのはいかがでしょうか。
 その一方で、ご本人がやめたいと思うきっかけづくりも必要になるかと思います。10月にたばこ増税を受け、たばこが値上げになりますね。夫がお小遣い制なのであれば、それを機にまずは本数を減らしてみては、と相談口調で持ちかけてみるのもいいかもしれません。
 少し余談になりますが、私の知人は、ある時インフルエンザにかかり高熱が出て、3日間寝込んだことでたばこを吸うどころではなくなり、そのまま自然とやめられたと話していました。不謹慎なようですが、そんな体調不良のときに「やめてみたら」、と声をかけてみるのもいかがでしょう。
 何よりもあなたが夫の身を案じているということを、夫自身が実感してくれれば、少しは気持ちが変わってくれるかもしれません。結局、禁煙は本人の意思なので、根気が必要かもしれませんが、チャンスをうかがって語りかけてみてください。
回答者
 橘ジュン フリーペーパー「VOICES MAGAZINE」編集長。45歳。NPO法人「BOND プロジェクト」で、少女たちを支援している。主な著書に『最下層女子校生 無関心社会の罪』(小学館新書)。
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