両陛下、出会いのテニスコートご訪問 「来られてよかった」 - 産経ニュース

両陛下、出会いのテニスコートご訪問 「来られてよかった」

なれそめの場となった思い出のテニスコートを訪れ、プレーヤーと交流される天皇、皇后両陛下=25日、長野県軽井沢町
なれそめの場となった思い出のテニスコートを訪れ、プレーヤーと交流される天皇、皇后両陛下=26日午前、長野県軽井沢町
なれそめの場となった思い出のテニスコートを訪れ、織田和雄さん(右下)にあいさつされる天皇、皇后両陛下=25日、長野県軽井沢町
 長野県軽井沢町で静養中の天皇、皇后両陛下は25日、同町内のテニスコートを訪れ、旧知のテニス仲間らと交流された。このコートはお二人の出会いの場となり、その後もご家族でテニスの腕を磨かれた思い出深い場所。在位中最後とみられる訪問でつかの間、感慨にふけられた。
 この日、1年ぶりにコートに足を運んだ両陛下は午前10時55分ごろに姿を見せ、出迎えた人たちと笑顔であいさつを繰り返された。「来られてよかった」。案内したテニスクラブ関係者によると、ベンチに座り、ボールを打ち合うプレーヤーに拍手を送りながらこう漏らされたという。
 天皇陛下は皇太子時代の昭和32年8月、このコートで皇后さまと出会い、34年4月にご結婚。その後、この会場で開かれたテニス大会に3度、ペアを組んで出場された。同じ大会には幼少時の皇太子さま、秋篠宮さま、黒田清子さんも参加し、活躍されている。
 両陛下の右斜め前のコートでは、かつて一緒にプレーされたことがあるという同年代の80代男性らが軽快な動きを披露。陛下は「皆さん、お元気でやっていらっしゃいますね」と驚きの声をあげ、鋭いボールが決まると、「いいショットですね」と感嘆された様子だった。
 金網越しに男性らとも言葉を交わされた両陛下。約30分間滞在し、立ち去る間際に、テニスクラブ関係者から「また来年どうぞ」と声をかけられると、静かにほほ笑まれていた。