岡山県倉敷市の「エラヤ」閉店セール 「プラモの聖地」に長蛇の列

西日本豪雨
浸水した商品の片付け作業に追われるプラモデル店「エラヤ」の団迫敬郎さん=4日、岡山県倉敷市真備町(沢野貴信撮影)

 西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町地区の模型店「エラヤ」が店を畳むことを決め、閉店セールに各地からファンが詰め掛けている。豊富な品ぞろえで「プラモの聖地」と呼ばれる名店の店主、団迫敬郎さん(62)は「水没品ばかりだが、心あるお客さんに引き取ってもらえればありがたい」と店に立つ。

 戦闘機、アニメのロボット、往年の名車などのプラモデルが詰まった箱が店の内外に山積みだ。団迫さんは泥を落として値札を読み取り、定価の1割で販売している。

 店は昭和63年にオープン。店名は岡山県内の先祖の出身地にちなんでいて、団迫さんの妻が当時の飼い猫を描いたイラストが看板だ。

 豪雨で自宅は無事だったが、店が浸水。泥をかぶった在庫や棚を運び出し、乾かす作業を続けてきた。8月からは午前中の3時間ほど販売を始めた。閉店予定の9月下旬より早くセールを終わらせることも考えており、店のウェブサイトで確認を呼び掛ける。