介護職のイメージ刷新に向け「デザインスクール」開講へ 参加無料、8~12月に全国8カ所  - 産経ニュース

介護職のイメージ刷新に向け「デザインスクール」開講へ 参加無料、8~12月に全国8カ所 

 深刻化する介護現場の人材不足を受け、街づくり事業などを展開する「スタジオ・エル」(大阪府吹田市)は26日、介護・福祉従事者らが自らの仕事の魅力を考える「デザインスクール」を全国8カ所で開講すると発表した。8月~12月の間、東京都を皮切りに、北海道から九州まで各地で順次開講する。
 少子高齢化の影響で、介護・福祉事業は現在、拡大傾向にある。だが、「きつい仕事」といった印象も先行しており、各地で人材難が発生している状況だ。
 一方、介護現場で働く人の多くは自身の職に誇りを持っており、世間から向けられるイメージに“ギャップ”を感じている。厚生労働省研究班が行った調査(平成26年度)では、介護現場で働く人の約6割が「世間は介護の仕事の環境や中身をよく分かっていない」と回答している。
 デザインスクールは、こうした介護職に抱かれがちなマイナスイメージを刷新し、人材確保を図るのが狙い。提供されるプログラムは全6回で、受講者らは、介護事業所へのインターンシップなどを通じ、現場が抱える課題を見つけ、解決策を話し合うという。参加費は無料。
 厚労省内で会見した「スタジオ・エル」の山崎亮代表は「介護・福祉現場の仕事は『きつい、汚い、危険、給料が安い』というイメージから4Kとも言われるが、そこで働く人々は働きがいを持って業務に当たっている」と説明。「世間とのギャップを埋めていくにはどうすればいいか、現場で働く人たちが自らの働き方をデザインし、業界について発信していく場にしていければ」と抱負を語った。
 全国8カ所で受講者が話し合った成果は来年3月、都内で開催予定のイベントで発表するという。