トキ60羽巣立ち繁殖期終了 昨年の77羽に次ぐ、新潟 - 産経ニュース

トキ60羽巣立ち繁殖期終了 昨年の77羽に次ぐ、新潟

今年の繁殖期で最後に巣立ちが確認されたトキのひな=6日、新潟県佐渡市(環境省提供)
 環境省は6日、新潟県佐渡市でトキの今年の野生下での繁殖期が終了し、60羽のひなの巣立ちを確認したと発表した。平成20年の放鳥開始以降で最多の77羽が巣立った昨年に次ぐ数字となった。トキは国の特別天然記念物に指定されている。
 今期はトキのペア32組から67羽のひなが誕生し、うち27組から60羽が巣立った。残り7羽は死んだり行方不明になったりした。両親とも野生生まれの「純野生」のひなは8羽が巣立った。繁殖に参加したメスの数のうち巣立ちに成功したペアの割合を示す「巣立ち率」は約38%。昨年の約48%より低下した。巣立ち率は自然界で安定的に個体数を増やす指標とされている。
 環境省によると、春先の気温や天候の変化が激しく、巣作りしたペアでも、卵を孵化(ふか)させて巣立ちにこぎ着けられなかったケースも多かったという。