豊洲市場で基準140倍ベンゼン検出 前回調査分より微増

 

 東京都は5日、豊洲市場(江東区)の3~5月地下水調査で、1カ所から環境基準の最大140倍の有害物質ベンゼンが検出されたと発表した。この地点は4月に発表された前回調査では130倍だった。

 この地点を含めベンゼンは23カ所、シアンは22カ所、ヒ素は12カ所で基準値を超えた。地上の空気からは基準を超える有害物質は検出されなかった。

 都は地下空間の床面をコンクリートで補強したり、地下水をくみ上げて浄化したりする追加対策工事を行っている。

 都や専門家会議は追加対策の影響を指摘し、「大きく汚染状況が変化した傾向は確認できない。地下水管理システムが稼働し続ければ数値は下がるだろう。(地上の空気は)科学的安全が確保された状態だ」と述べた。