【マンスリー囲碁】若手棋戦“最年長”藤沢里菜奮闘も… - 産経ニュース

【マンスリー囲碁】若手棋戦“最年長”藤沢里菜奮闘も…

グループリーグを突破した藤沢女流名人(左)
 20歳未満の若手棋士を対象とした「第5回グロービス杯U-20」が4月20~22日に東京都内で行われた。年齢規定により最初で最後の出場となった藤沢里菜女流名人(19)が8強に進んだものの、日本勢は3年ぶりに3位以内を逃した。
 中国、韓国、台湾と欧州、北米、アジア・オセアニア地区の代表計16人が出場。協賛するグロービス経営大学院・堀義人学長の「日本の若手棋士に国際経験を積んでほしい」という趣旨から、日本は芝野虎丸七段(18)ら6人が臨んだ。
 国内予選を勝ち抜いた藤沢女流名人が、日本の女流棋士で初めて参戦した。「(出場できなかった)昨年までも対局を見学に来ていたほど出場したい大会だった」という藤沢は、4人が総当たりするグループリーグで、中国のタイトル戦出場経験がある謝科(しゃ・か)五段(18)に見事に勝利し、2勝1敗で突破した。しかし準々決勝では、前回優勝、今回は3位になった申眞●八段(18)=韓国=に敗退。対局後は「若手という範囲にとどまらず、世界でもトップランクの棋士と対局できたのは、いい経験。実際に盤をはさんでみないと、分からないことも多いので勉強になった」。
 優勝は、中国の許嘉陽(きょ・かよう)六段(18)。一方、日本勢は藤沢と姚智騰(よう・ちとう)四段(20)の8強が精いっぱいで、3位以内の表彰台を逃したのは第2回以来のこと。ナショナルチームの監督を務める山城宏九段(日本棋院副理事長)は「若手とはいえ中国・韓国勢はトップレベルの棋士。こういう場を経験し、学んでいくしかない」と奮起を促した。(伊藤洋一)
●=ごんべんに婿のつくり