天皇陛下、大嘗祭など即位の儀式に出席されぬご意向

天皇陛下譲位

 皇太子さまが新天皇に即位されるのに伴う一連の儀式に、上皇となった天皇陛下が出席されない意向であることが4日、宮内庁関係者への取材で分かった。陛下は譲位後に象徴としての全ての公務を皇太子さまに譲る考えを示しており、即位の儀式も同様に位置づけられているとみられる。

 政府は3日の閣議で、皇太子さまが新天皇に即位される来年5月1日に三種の神器などを引き継ぐ「剣璽(けんじ)等承継の儀」を、同10月22日に即位を国内外に示す「即位礼正殿の儀」などを国事行為として行うことを決定。宮内庁は即位後最初の新嘗祭である「大嘗祭(だいじょうさい)」を同11月14~15日に執り行う方針を示している。

 剣璽等承継の儀は平成のお代替わりを踏襲し、皇位継承資格のある男性皇族のみが出席することも決まったが、陛下の譲位を可能とする昨年6月の特例法では、上皇は皇位継承資格を持たないとされている。

 即位礼正殿の儀や大嘗祭については、上皇の出席の有無について定めていないが、陛下は一連の儀式全てに出席しない意向を持たれているという。宮内庁は今秋にも譲位・即位に関する委員会を立ち上げ、儀式の詳細について検討する。