【囲碁】大盤解説会で対局盛り上げ 埼玉県戸田市 - 産経ニュース

【囲碁】大盤解説会で対局盛り上げ 埼玉県戸田市

 埼玉県戸田市上戸田の戸田市文化会館で22日行われた産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第56期十段戦五番勝負」の第2局は、先勝している井山裕太十段(28)=七冠=が村川大介八段(27)を下し、3連覇に王手をかけた。囲碁のタイトル戦を初めて開催した同市は、対局を解説する「大盤解説会」を開いて勝負を盛り上げた。
 対局は午前9時半、同会館の5階和室で開始。大盤解説会は午後1時半から、同市主催「戸田市囲碁フェスタ2018」の一部として開催された。解説は王銘●(=王へんに腕のつくり)九段、漫画「ヒカルの碁」を監修した吉原由香里六段が聞き手を務めた。事前予約制だったが、開始の1時間以上前から入場の列ができるほど人気を集め、120人が入った会場は熱気を帯びた。
 東京都から対局を見に来た会社員、山田貴大さん(31)は「強い井山さんに村川さんがどう挑んでいくか楽しみ」。週1回プロに指導を受けているという埼玉県越谷市の中瀬実さん(68)は「井山さんの『攻めの碁』をじっくり見てみたい」と話した。
 日本棋院埼玉県支部連合会の貴堂資彦会長(83)は「埼玉では多くの子供たちが囲碁に親しんでいて、全国優勝する生徒もいる。若い人が多い戸田での開催が、囲碁ファンを増やすきっかけにつながれば」と期待。
 昨年は全日本アマチュア本因坊決定戦全国大会で県立春日部高校2年生の林隆羽さん(17)が最年少優勝、先日開催した全国高校囲碁選抜大会の団体戦で県立浦和高校が優勝するなど、埼玉県勢は全国レベルの実力を備えている。
 終盤まで互角の戦いが続き、王九段も「解説不能」と苦笑いを浮かべる場面もあったが、午後5時40分すぎに決着。両者はすぐさま大盤解説会の会場に出向き、ファンの前で戦いを振り返った。井山十段は「ずっと難しい碁だった」と厳しい表情。村川八段は「最初がまずかった」と敗戦の弁を述べた。
 熱戦を見届けたさいたま市南区の会社員、信末葵さん(30)は「難しかったが、時間がたつのがあっという間で囲碁に引き込まれた」と満足した様子だった。
 第3局は4月12日に長野県大町市のくろよんロイヤルホテルで行われる。
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