【囲碁】十段戦第2局 井山裕太3連覇へあと1勝 - 産経ニュース

【囲碁】十段戦第2局 井山裕太3連覇へあと1勝

囲碁「第56期十段戦」第2局、215手で中押し勝ちした井山裕太十段(右)。左は村川大介八段=22日午後、埼玉県戸田市文化会館(酒巻俊介撮影)
囲碁「第56期十段戦」第2局 先手・井山裕太十段(左)と村川大介八段=22日、埼玉県戸田市文化会館(奈須稔撮影)
先手・井山裕太十段(右)と村川大介八段=22日、埼玉県戸田市文化会館(伊藤洋一撮影)
 産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第56期十段戦五番勝負」の第2局が22日午前9時半から、埼玉県戸田市の市文化会館で行われ、井山裕太十段(28)=七冠=が215手までで、村川大介八段(27)に黒番中押し勝ちし、シリーズ2連勝で3連覇へあと1勝とした。終局は午後5時42分。持ち時間各3時間で、残りはともに1分。第3局は4月12日に長野県大町市のくろよんロイヤルホテルで行われる。
 井山が上辺黒29と反発したのに、村川が白32とオシたことで戦いが始まった本局。黒47や53が「井山十段らしい強手。並の厳しさではない」と解説の王(おう)銘(めい)●(=王へんに腕のつくり)(えん)九段が絶賛したように、井山が活発に打ち進めた。
 一方、村川の白56については「一路右にナラんでいたほうが、打ちやすかった」(王九段)との指摘。黒63ワリコミが手筋で、上辺を先手で生きて黒69にまわり、黒がポイントを上げた。
 村川は下辺で白114と最強に応じ、白122までフリカワった時点では、難解な戦いになった。左辺の黒地のまとまり具合が勝負の分け目に。
 秒読みのなか、両者に細かいミスが出るが、井山が下辺黒211にまわり、白のコウダテが足りなくなった時点で、黒の勝ちが確定した。
 「死活、下辺の決め方など、井山十段の読みが上まわった」と王九段はまとめた。
 昨秋の名人戦から続く井山のタイトル戦連勝記録は「16」にのびた。
 井山十段の話 「左下がどれくらいまとまるか不明で、形勢判断できていなかった。最後の最後で、勝ちにつながりそうと思った」 村川八段の話 「上辺を先手でおさまられるのをうっかりしていた。きょうの碁を反省して、次にいかしたい」