【料理と酒】ホワイトデーに ボルドー地方の伝統菓子カヌレ - 産経ニュース

【料理と酒】ホワイトデーに ボルドー地方の伝統菓子カヌレ

ボルドー地方の伝統菓子カヌレ
 デザート第5弾はホワイトデーに合わせて、フランス南西部ボルドー地方の伝統的な菓子、カヌレを紹介します。ボルドーといえば世界に誇るワインの名醸地です。実はカヌレとワインには面白い繋がりがあります。
赤ワインを造る過程で、濁りを取り除くために大量の卵白が必要になります。樽での熟成が終わった赤ワインの滓(おり)を取り除き、さらにワインを透明にするため、コラージュ、清澄という工程があります。過剰なタンニンと卵白のたんぱく質が結合して沈殿し、澄んだワインが出来上がります。そこでは卵白しか使わないので、大量の卵黄が余ってしまい、修道院で利用して作られた菓子がカヌレの始まりとされています。
 外はカリカリで中はふんわりもっちり。甘いバニラの香りと、濃厚な卵の黄味の美味しさが、幸せな気分にしてくれます。
 ボルドー、ソーテルヌ地区の甘口白ワインでお勧めしたいのがシャトー・リューセック。1級格付けのシャトー・ラフィット・ロッチルドを持つロスチャイルド家が所有する貴腐ワインで、シャトー・ディケムに隣接する畑のブドウから造られます。
 カヌレと白ワインの組み合わせ。今年のホワイトデーを楽しんでください。(速水裕樹)
材料
蜜ろう...1パック
牛乳...500cc
バニラ...1/2本
バター...30g
薄力粉...70g
強力粉...55g
グラニュー糖...220g
ハチミツ...30g
卵黄...2個分
全卵...1個分
ラム酒...大さじ3
作り方
1.バニラは種をスプーンでこそげ取り、鍋に牛乳とバニラの種と鞘を入れて、火にかける。沸騰したら火を止め、粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫に1晩入れる
2.小さな鍋にバターを入れて火にかけ、焦がしバターを作る。溶けて薄い茶色になり、香ばしい香りがしてきたら火を止め、濡れ布巾に鍋底をあてて粗熱を取る
3.ボウルに卵黄、全卵、グラニュー糖、ハチミツを入れてよくかき混ぜる
4.別のボウルに薄力粉と強力粉をふるって入れる。そこに(3)の卵を少しずつ入れて混ぜる。ダマにならないように気を付けながら、あまり混ぜるとグルテンが出てしまうので、混ぜすぎないように注意する
5.(4)に焦がしバターとラム酒を入れてかき混ぜる。さらに(1)の牛乳を少しずつ入れてかき混ぜる。バニラの鞘も入れる。ラップを液に密着するようにかけて、冷蔵庫に一晩入れる
6.テフロン加工のプリン型に蜜ろうを入れて、湯煎にかけ溶かす。カヌレ型をレンジで加熱する。カヌレ型に蜜ろうを入れてすぐさま次のカヌレ型に移し、型を逆さまに置いて全体に広がるようにする
7.(5)の生地を軽く混ぜてからこして、型に流し入れる。生地は型の上から1センチほど少ない程度に入れる。
8.230度に余熱したオーブンに入れて20分焼く。さらに180度に温度を下げて40分焼く。しっかり焼き色がついていれば焼き上がり。少し休ませてから型から外して完成。
オススメのお酒はこちら!
関連ニュース