小池百合子都知事に「足運んで」 江東区議会 膠着状況に注文相次ぐ

豊洲市場
11月24日の定例会見で発言する東京都の小池百合子知事=都庁

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題を取り扱う江東区議会の特別委員会が13日開かれた。区議からは膠着(こうちゃく)状況の打開に向けて小池百合子知事自身が関係者への説得や説明に汗をかくべきだとの注文が相次いだ。

 小池氏の豊洲移転・築地再開発の基本方針の影響で、豊洲市場内の観光拠点「千客万来施設」整備事業から「万葉倶楽部」(神奈川県)が撤退を含む対応を検討。江東区も現状での市場受け入れに懸念を表明するなどしたため、豊洲市場の開場日を決める都と市場業界団体の協議会が延期されている。

 都幹部が答弁に立って経過を説明。小池氏が11月24日の定例会見で「(千客万来施設を)最優先に整備する」と発言したものの、万葉倶楽部側には都への不信感があるとの見解を示した上で、「『最優先』を実務的にどう担保するか考え、万葉倶楽部を説得していきたい」と述べた。

 民進党・無所属クラブの区議は「知事が万葉倶楽部、業者、区議会に足を運び、丁寧に説明することが早期解決の道だ」と指摘。公明党区議は「突破口を開くのは知事。(事務方の調整後の)話せる状況になって江東区に来たい気持ちも分かるが、行動を起こせば(区側の)気持ち的な部分はかなり晴れる」とし、早期の来訪を注文した。

 委員会では、都から江東区側への経過報告や相談が不十分として、改善を求める意見も続出した。