JR南武線で紛失携帯、ジャカルタで発見 奇縁で横浜の大学生とインドネシアの鉄道員に友情

 
紛失した携帯電話をシャリ・ロクマットさん(左)から受け取った野田翔太さん=7月、ジャカルタ(ロクマットさん提供、共同)

 日本の大学生が電車でなくした携帯電話が、インドネシアで見つかった。車両がジャカルタに輸出され、鉄道員が偶然発見した。

 昨年12月、JR南武線の車内に携帯を忘れたのは横浜市の大学に通う野田翔太さん(22)。今年1月、フェイスブックに「携帯電話を預かっている」との英語のメッセージが届いた。携帯を見つけたのは「インドネシア鉄道会社」の技師、シャリ・ロクマットさん(24)。南武線の中古車両が陸揚げされたジャカルタの港で点検中、座席と背もたれの間に挟まった携帯と学生証を発見。

 「大切なものだと思った」。ロクマットさんは、ツイッターに学生証の写真をアップ。それを見た日本の鉄道ファンが大学に問い合わせ、野田さんを突き止めた。野田さんは7月にジャカルタを訪ね、ロクマットさんから携帯と学生証を受け取った。「落とし物が縁で貴重な経験ができ、友人もできた」とロクマットさん。野田さんも「ずっと友達でいたい」と喜んでいる。(共同)