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スカンジナビアンデザインには電動化モデルがよく似合う

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 2019年からすべてのモデルを電動化すると発表したボルボ。その計画は最量販モデルであるミッドサイズSUV、XC60から実行されている。最新の直4ターボにISGMを組み合わせた48Vマイルドハイブリッド仕様「B5」の実力は?

全モデル電動化の先陣を切った最量販モデル

 ボルボのミッドサイズSUV、XC60に48Vマイルドハイブリッド仕様「B5」が追加された。XC60は昨年グローバルで約20万5000台が販売されたもっとも売れているボルボだ。日本国内でもXC40に続いて2番目の人気を誇っている。

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 2017年、ボルボは2019年からすべてのモデルを電動化すると発表した。それはラインアップを電気自動車をはじめプラグインハイブリッド、マイルドハイブリッドの3つに集約するという意味であり、数年内に純粋な内燃エンジンモデルを廃止するというものだ。

 その計画が最量販モデルであるXC60から実行に移されたというわけだ。「B5」のパワートレインは、エキマニとターボを一体化してレスポンスを向上するなど従来のものから約9割も改良されたという第3世代の2リッター4気筒ターボエンジンにISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)を組み合わせたものだ。

意識することなく普段どおりに乗ってくれればいい

 ISGMのモーターはあくまでアシスト役でEV走行ができるわけではないが、エンジン始動時、アイドルストップ状態からの再スタートが明らかにスムーズになった。またブレーキバイワイヤシステムを採用したことで回生ブレーキの効率化を図っており、リアに搭載した0.5kWhのリチウムイオンバッテリーに充電したエネルギーで低回転域での加速などをアシストする。さらにエンジンは低負荷時には2気筒になる気筒休止システムも採用しており、市街地ではディーゼルエンジンと同等の燃費性能を達成している。

 高効率化のためトランスミッションもシフトバイワイヤシステムを採用する。上級グレードのInscriptionには、これまでPHEVに装備されていたスウェーデンのオレフォス社製クリスタルシフトノブを装備している。実はインテリアに電動化モデルであることを象徴するものは、このシフトノブとメーター内の下部に小さく表示されている電池マークしかない。この瞬間にどれくらい回生しているか、いつ気筒休止したのかビジュアル化されていない。これらのシステムはあくまで黒衣で、ドライバーは意識することなく普段どおりに乗ってくれればいい、というのがボルボのスタンスのようだ。

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 最高出力10kW、最大トルク40Nmを発生するISGMは、クランクシャフトとベルトで結ばれており始動や加速をアシストするのだが、実際に試乗して印象的だったのは、とにかく音や振動が抑制されており、上質になったこと。おそらく電動化モデルといわれなければ気づかないだろう。アクセルやブレーキ操作のすべてに違和感がなく、回生ブレーキも0.1G程度のもので、いい意味で普通なのだ。

 高速などで3000回転以下で30~160km/hの一定速度での巡航時などは、1番と4番のシリンダーが停止して2気筒走行になるのだが、本当に言われなければわからない。この気筒休止システムは走行モードがエコかコンフォートのときに作動する。

 ボルボらしくADAS(先進運転支援システム)は、16種類以上の機能を標準装備しており、それらもアップデイトされていた。全車速追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や車線維持支援機能のパイロット・アシストを使えば、本当にロングドライブが安全かつ楽になる。また足回りなどもデビュー当時に比べて明らかに洗練されており、いいクルマ感が増している。

 現在はまだディーゼルのD4もラインアップされているが、B5の車両価格は戦略的に同じグレードで比較して約25万円安く設定されている。最新のボルボのクリーンなスカンジナビアンデザインには電動化モデルがとてもよく似合っていると思う。いまXC60を狙うならD4でなくB5を選んで、浮いた予算でオプションのBowers & Wilkinsのオーディオシステムを装着するのがなんとも雰囲気だ。

 文・藤野太一 写真・茂呂幸正 編集・iconiC

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