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2114万円の「G63」はなぜ売れまくるのか?

 山道から戻ってきて、都内をウロウロする。着座位置はホントに高い。そこらのミニバンやクロスオーバーSUVよりぜんぜん高くて、見下ろすほどの高みにいる。都内での乗り心地は、ノーマルにあたる「コンフォート モード」にすると、ちょっとフワフワする。V8エンジンには気筒休止システムがついていて、ちょっと目を離すと計器盤に「V4」という文字が浮かび上がる。アクセルを踏むとすぐさまそのアイコンが消え、回転をちょっとあげるたびに、ドコドコ、太鼓を叩くようなAMGサウンドが聞こえてくる。

搭載するエンジンは3982ccV型8気筒DOHCツインターボ(585ps/6000rpm、850Nm/2500~3500rpm)。
搭載するエンジンは3982ccV型8気筒DOHCツインターボ(585ps/6000rpm、850Nm/2500~3500rpm)。
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 私は東京はるか郊外の自宅近辺の駐車場まで戻ったとき思わず、「あぁ、くたびれた」と、つぶやいた。それから、なんでくたびれたのだろう? と、考えて、こう結論づけた。「今日は1日がんばったからな」

 もしかして……世界中のG63オウナー諸氏を虜にしているのは、これではないか。彼らは、この少々の疲れを伴う満足感を味わいたいのではないか。

 メルセデスAMG G63は、お金持ちがみずからの生命と財産を守るための戦車ではない。もちろん、そういう側面があることも否めないにせよ、試乗インプレッションとしてはこう結論づけたい。

 これこそSUVのカタチをしたスポーツカーなのだ。

 文・今尾直樹 写真・安井宏充(Weekend)

最小回転半径は6.3m。
最小回転半径は6.3m。
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