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2114万円の「G63」はなぜ売れまくるのか?

 一般道での乗り心地は、若干のトラックっぽさがあるものの、それはあえて残しているというべきだろう。記憶のなかの先代に較べれば、大いに改善されている。前は前後リジッド サスペンションで、AMGにすると足が硬められていたから、ストローク感がぜんぜんなくて、跳ねまくっていた。まっすぐ走るのに苦労した。

 それが現行型では、リアは依然リジッドのままだけれど、フロントは独立式ダブル・ウィッシュボーンを採用し、アダブティブ ダンパーを標準装備している。

インパネには、IWCのアナログクロックが付く。
インパネには、IWCのアナログクロックが付く。
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 技術的な進化のおかげで十分文明的になっている。快適、とさえいえる。直進安定性も十分で、ワダチでハンドルがとられる、というようなこともない。

 9速オートマチックとの組み合わせもあって、100km/h巡航は1400rpmに過ぎず、AMGのV8ツインターボはボンネットの下で息を潜めている。息を潜めて入るけれど、鼻息は聞こえてくる。なんだか、ぞわぞわしていることが感知できるのだ。

 タイヤは275/50R20というビッグ サイズのピレリ「スコーピオン ゼロ アシンメトリコ」。トレッドの内側にウレタンを貼り付けて吸音システムとしている高性能SUV用で、このウレタンの恩恵か、ロード・ノイズはさほど気にならない。

ブルメスターのサラウンドサウンドシステムは標準。
ブルメスターのサラウンドサウンドシステムは標準。
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 山道ではアンダーステアが出まくりで、それはドライバーが出しまくっていることだけれど、ともかくフロントから控えめなスキール音が聞こえてくる。いわゆるドライブ モードをスポーツ プラスにすると、V8サウンドがぐおおおおおおおおおおおっと大きくなり、コーナー手前での減速で自動的にやってくれるブリッピングが派手になる。ぶおんっ! というそのド派手な空ぶかしサウンドを聞くと、ガソリンがモッタイない、と、思ったりもする。自分でやっているのだから、やめればいいのですけれど、つい続けてしまうのはオモシロイからである。

 ロールは抑えられていて、グラリと傾いたりはぜんぜんしない。けれど、いかにも重心が高いことは、センター コンソールに置いていた携帯電話がすぐに助手席のほうに飛んでいってしまったことからもうかがえる。

リアゲートは従来モデルとおなじく横開き。ラゲッジルームの容量は、通常時667リッター。
リアゲートは従来モデルとおなじく横開き。ラゲッジルームの容量は、通常時667リッター。
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 シートには、山道ならずとも、横Gがかかるたびにランバ サポートが自動的にふくらむ仕掛けがついている。右コーナーだったら左側のサポート部分がキューっと盛り上がって体を支えてくれる。メルセデスには従来からある装備で、これはオフにすることもできるけれど、世の荒波から守るようにクルマがキューっと支えてくれるのはうれしいものである。

 2階から運転しているような着座位置の高さなので、下りはおっかない。急斜面を直滑降している、みたいな気分になる。それでも蛮勇を奮って、私は直滑降に挑む。

JC08モード燃費は6.6km/L。
JC08モード燃費は6.6km/L。
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