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2114万円の「G63」はなぜ売れまくるのか?

 G63は、最低地上高が240mmもある本格オフローダーである。世界最強を自負するラングラー ルビコンの200mmより40mmも高い。AMGというのに、シャコタンとは無縁なのだ。筆者の膝下の長さが280mmぐらいである。240mmというと、ほとんど膝下分ぐらい足をあげないといけないことになる。そうすると、バランスが大変悪くなる。運転席によじ登るだけでタイヘンなんである。ステップがボディのサイドについているけれど、クローム仕上げでぴかぴかに光っていて、土足で踏んではいけない感じがする。でも、乗れないと運転席にたどりつけない。たどりつけないとスタートできないので、踏ませていただきます。

 ヨッコラショと着座し、ドアを閉める際は、力を込めたほうがよいようである。おそらくこれは、軽量化のためにドアがアルミ製になっているから、だと思われる。ドアそれ自体が軽いから、それ自身の重みでコトリとは閉まらないのだ、たぶん。

 閉まるときにはバシャン! という独特の音がする。内張に真っ赤なレザーが使ってあるけれど、ドアの内部は空洞で、だからこそ音が響くのではあるまいか。以上は推測だけれど、その効果としては、質実剛健でミリタリーっぽい印象を与える。

ステアリング ホイールは、AMG専用デザイン。
ステアリング ホイールは、AMG専用デザイン。
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 運転席に座ると、Sクラスにも共通する大きなスクリーンが待っている。12.3インチの高精細ワイドディスプレイが2枚つながって、インストゥルメント パネルを形成している。ダッシュボードには銀色に輝くデフ ロックのスイッチが3つ並んでいて、このクルマが本格4×4であることを強く訴えかける。

 ステアリングホイールはAMGそのもので、スポーツカーっぽい。スターター ボタンを押すと、正面のスクリーンにパッと速度計と回転計の画像が浮かび上がり、キュルルッとモーターが回る音がしたかと思うと、4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボが目を覚まし、デロデロというAMG特有の排気音を奏で始める。若干の振動もある。排気管がボディの両サイド、後輪の直前から出ているせいか、音が近い感じがする。

 アクセルをそおっと踏んで走り出す。そのころになって、バシャンッ! と、ふたたびでっかい音がする。突然なのでドキッとする。4つのドアのロックが自動的に下りた音で、先代からあえて引き継いだものという。ここでも、極限での使用に耐える質実剛健さ、実用本位の最高の道具っぽさを演出しているわけである。

メーターは、AMG専用デザイン。複数の表示パターンから選べる。
メーターは、AMG専用デザイン。複数の表示パターンから選べる。
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 ボア×ストローク=83.0×92.0mmのロング・ストローク型の3982cc V型8気筒直噴DOHCツインターボは、最高出力585ps/6000rpmと 最大トルク850Nm /2500~3500rpmを発揮する。最高出力もスゴイけれど、850Nmという最大トルクがスゴイ。フレームから新設計で、従来型比170kgもダイエットしたというのに、試乗車の車重は2530kgある。V8の4WDということを鑑みても、絶対的には重い。その重たいボディをためらうことなく、もっそりと発進させる。

インパネ中央にあるデフ ロックのスウィッチ。
インパネ中央にあるデフ ロックのスウィッチ。
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