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心地よさとはなにか? ホンダ 新型フィット 試乗記

【主要諸元(e:HEV クロスター)】全長×全幅×全高:4090mm×1725mm×1545mm、ホイールベース2530mm、車両重量1200kg、乗車定員5名、エンジン1496cc直列4気筒DOHC(98ps/5600~6400rpm、127Nm/4500~5000rpm)+モーター(80kW/253Nm)、トランスミッション電気式無段変速機、駆動方式FWD、タイヤサイズ185/60 R16、価格:228万8000円(OP含まず)。
【主要諸元(e:HEV クロスター)】全長×全幅×全高:4090mm×1725mm×1545mm、ホイールベース2530mm、車両重量1200kg、乗車定員5名、エンジン1496cc直列4気筒DOHC(98ps/5600~6400rpm、127Nm/4500~5000rpm)+モーター(80kW/253Nm)、トランスミッション電気式無段変速機、駆動方式FWD、タイヤサイズ185/60 R16、価格:228万8000円(OP含まず)。
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 フルモデルチェンジしたホンダ フィットに大谷達也が試乗した。印象はいかに?

数字よりも感性を重視

 フルモデルチェンジを受けたホンダ「フィット」の試乗会に参加した。新型フィットのテーマはTVCFでもお馴染みの“人がココチいいなら、クルマは嬉しい”というもの。どうやら乗って運転して使って気持ちのいいクルマを目指したようだが、これを最初に聞いたとき「おや、ホンダらしからぬコンセプトだな」と、私は思った。

ロスターの最低地上高160mm(FWDモデル)。
ロスターの最低地上高160mm(FWDモデル)。
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 2001年のデビュー以来、累積269万台を販売したフィットは、実際にユーザーが保有する台数でもホンダのなかでトップに位置するヒット作。人気の秘密はホンダ独自の“MM思想”にあったといえる。

水平基調のダッシュボードが特徴のインテリア。
水平基調のダッシュボードが特徴のインテリア。
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 MMとは“Man Maximum, Mechanism Minimum”の頭文字で、「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」を意味する。そうすれば、小さいボディサイズでも室内が広々した便利なクルマが出来上がるのだ。フィットはまさにこのMM思想を象徴するコンパクトカーで、従来はデッドスペースだった後席の下に燃料タンクを搭載することでスペース効率を格段に改善。まさにMM思想を地で行くような室内空間を実現していた。

 ボディの外寸を小さくできれば車重の軽量化にも結びつき、燃費も改善出来る。これはMM思想の副産物のようなもので、エンジン自体の効率向上やハイブリッドの採用などと相まって、フィットは常に燃費競争のトップグループを突っ走る存在でもあった。

 つまり、これまでのフィットが得意としてきたのは室内スペースや燃費といった“数字”で表現できる価値だった。が、これに対して新型は「ココチいい」、すなわち感性に訴えかけるクルマ作りを目指したことになる。大学受験でいえば、昨日まで理系志望だった高校生が急に文系志望に鞍替えするようなもの。その突然の豹変に私は驚いたのである。

心地よい走り

ートカラーはブラウン×ブラックの2トーンと、ブラックのモノトーンの2種類。
ートカラーはブラウン×ブラックの2トーンと、ブラックのモノトーンの2種類。
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 新型フィットのパワートレインは2種。ひとつはコンベンショナルなガソリンエンジンで排気量は1.3リッター直列4気筒。ギアボックスはトルコン付きCVTだ。

 最初に試乗したのはFWDハイブリッドの「クロスター」。クロスターは、標準仕様に対してサスペンションとタイヤを変更し、最低地上高を30mmほど上げ、SUV的な使い方も可能にしたグレードである。

 クルマに乗り込んでアクセルを踏み込むと、機械的なショックとは無縁の滑らかさで発進した。その動き出しは“ヌルッ”と表現したくなるもので、一般のエンジン車とはまったくの別物。敢えていえば、ロールス ロイスの身のこなしに少し似ているような気がする。

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