PR

GQ JAPAN GQ JAPAN

V8ミドシップの集大成! F8トリブートにはスーパーカーの楽しみが詰まっている

その他の写真を見る(1/10枚)

 SF90ストラダーレの発表など、本格的に電動化へと踏み出しているフェラーリ。その意味深いネーミングからも、最後の純粋なV8ミドシップフェラーリになるのではないかと囁かれているF8トリブートは、どのように進化を遂げているのか? 自動車評論家のなかでもとくにスーパーカーに造詣の深い西川淳がレビューする。

その他の写真を見る(2/10枚)

外見以上の進化を遂げている

 フェラーリの新型F8トリブートは、458イタリア~488GTBの系譜に列なるマラネッロの新たな主力V8ミドシップモデルだ。

 従来なら2世代(例えば360モデナとF430)ごとにプラットフォームを一新するのがマラネッロの常だったけれども、今回はもうひと世代、使うことにした。それだけ、458シリーズで初披露されたこのプラットフォームと488シリーズから投入されたターボエンジンのポテンシャルが高かったということだろう。もうひとつ、マーケティング責任者によると、「みんなの想像を超えていくこともわれわれの役目」、らしいから、カスタマーやメディアの期待を“裏切る”ことも、スーパーカーブランドらしさかも知れない。

 そこで合点がいく。筆者はポルシェをスーパーカーだと思ったことはない。なぜなら彼らは常にカスタマーの期待通りにクルマを仕上げてくるからだ。いっぽう、フェラーリやランボルギーニは良い意味でも悪い意味でも“裏切る”。それこそがスーパーカーらしさ、なのかも知れない。

フェラーリ F8 トリブート|FERRARI F8 TRIBUTOV8フェラーリの集大成とも言えるF8トリブート。そのプラットフォームは458シリーズと引き続き同様。ボディサイズは全長4611×全幅1979×全高1206mm。価格は3245万円。
フェラーリ F8 トリブート|FERRARI F8 TRIBUTOV8フェラーリの集大成とも言えるF8トリブート。そのプラットフォームは458シリーズと引き続き同様。ボディサイズは全長4611×全幅1979×全高1206mm。価格は3245万円。
その他の写真を見る(3/10枚)

 閑話休題。なるほどよく見ればフロントスクリーンまわりと全体のシルエットに458シリーズや488シリーズと共通する雰囲気を認めることができる。ビッグマイチェンだ、と言う口さがない連中がいたとしてもおかしくない。けれども細部のデザインがかなり違うことからも分かる通り、エアロダイナミクス性能は大幅に改められているのだ。そこでは488の進化版であるピスタの知見が大いに生かされている。

ドライバーを高揚させる

 パワートレーンでは720psとしたF154エンジンに注目したい。ドライバーの背後に積まれる3.9L直噴V8ツインターボは、488ピスタ用と同じパワースペックを誇る、とはいうものの、その実、まるで異なる性格のチューニングが施されている。数字は多分にライバルであるマクラーレン720Sを意識したものでしかないと思う。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ