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パリの新進ブランド「カサブランカ」のデザイナーに迫る!

--ピンクのスーツなんて、最高にパリの夜に似合いそうですね。カサブランカを象徴するアイテムはなんですか?

 シルクシャツだね。ずっとじぶんで着てきたアイテムだし、プリントもすべてオリジナルで作っている。テーラリングにもこだわっていて、イギリスのサビル・ロウで作っているんだ。スーツは男性の“究極のお洒落着”。世のなかがどんどんカジュアルに振れているけれど、みんなにもスーツを着る楽しみを忘れないでほしいな。

--でも、カサブランカはスーツでもストリートの匂いがしますよね。

 僕がストリート出身だから、きっと何を作ってもそうなるんだと思う。カサブランカは僕じしんを投影したものだから。昔のストリートウェアはサブカルチャーだったけれど、今はメインカルチャー。でも、表面的なストリートはたくさんあるけれど、本質的なストリートは少ないと思っている。カサブランカはストリートウェアではないけれど、そのマインドは常に持ち続けているんだ。

--シャラフさんは今までどういう服を着てきたのですか?

 11歳の時にラコステのカッコ良さに目覚めたのが最初。全身アリゲーターだったんだよ(笑)。ベルビルはテニスを楽しむような環境ではなかったから、ラコステを着てテニスをしているじぶんの姿を妄想していたのかもしれない。今春夏の「ゼロコレクション」で、高級テニスクラブをテーマに据えたのは、その頃の憧れを形にしたかったから。16区の高級ホテル(MONA BISMARCK)をショー会場に選んだのも、テニスと同じような理由があるかもしれない。以前はいちゃいけなかった場所に、僕は今いるんだ。

--ヒップホップは通っていない?

 16歳からどハマりしたよ。体型も育ちもそっち系だしね(笑)。ヒップホップとスケートをミックスしたアメリカ西海岸寄りのスタイルで、ちょっとチカーノ(メキシコ系)も入っているかんじ。そこからスケートつながりで、シュプリームを着るようになった。そんなスタイルを20代前半まで続けて、次にハマったのがスーツ。インナーにベルサーチェのビンテージのシルクシャツを合わせてね。それが今の自分のスタイルになったんだけど、数年前に自分で着たいと思うものが既製品ではなくなってしまって、それでカサブランカを始めようと思ったんだ。

--シャラフさんはファッションブランド「ピガール」のクルーのひとりだったわけですが、ピガールのステファン・アシュプールとはどうやって知り合ったのですか?

 昔からの仲間だよ。2008年にクリエイティブ集団「パン・オ・ショコラ」にクルーの一員として参加して、クラブのル・ポンポン、そしてファッションブランドのピガールに繋がっていったんだ。ピガールでの経験はじぶんにとって大きくて、ファッションがどうやって作られているのかを教わった場所。ブランドを立ち上げる前に3年の準備期間を設けたんだけど、ピガールでの経験を振り返りながら物事を進めてきた。ステファンには本当に感謝しているよ。

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