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デザインに驚き、悪路でびっくり! 衝撃続きの1台--三菱新型デリカD:5試乗記

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 洗練されたオンロードの走り

 いざ走り出すと、洗練されたドライブフィールに感心する。燃料を噴射する装置などを見直した2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、余裕ある加速をもたらす一方で、ノイズもバイブレーションも極めて小さい。

 新開発の8速ATもいい仕事をしていて、変速ショックは小さいのに素早くギアを切り替える。気はやさしくて力持ち、ナマハゲというより金太郎のようなパワートレーンだ。

 試乗したのはクローズドのコースで、おのずとペースは上がる。エンジンのレスポンスは良好で、コーナーから脱出する時にアクセルペダルを踏み込むと間髪入れずにタイヤにトルクが伝わる。ディーゼルエンジンを積んだミニバンということで、「もっさりと走るのではないか?」といった先入観を抱いていたけれど、とんでもなかった。

 コーナリングフォームも安定している。グラッと傾かず、気持ちよくコーナーをクリアする。ハンドルを切ったとき、ノーズがスッとイン側に向きを変える。業界用語で言うところの“回頭性の良さ”に感心した。

 あまりに感心したので、三菱自動車のエンジニア陣に「なぜこんなに気持ちよく曲がるのか」と、尋ねたところ、大きくふたつの理由を挙げた。ひとつは、マイナーチェンジなので基本骨格はいじっていないものの、前輪から前の部分だけは仕立て直したというのだ。力がくわわったときにねじれない強さにこだわったのが、正確な操縦性とハンドルの手応えのよさにつながったという。

 もうひとつは、「ランサー エボリューション」で培った4WDシステムの向上だ。4輪へ適切にトルクを配分し、コーナリング能力を引き上げる制御技術が、よりきめ細やかになったのだ。

 ランサー エボリューションに搭載した4WDシステムは、低ミュー路でも滑らない安定性を獲得するだけでなく、トルク配分によってコーナリング性能が向上するのを証明した。その技術が、デリカD:5にも活かされているのだ。

 4WDシステムは、オフロードコースでさらに霊験あらたか。2WDの状態では登れない急坂も、スイッチを4WDに切り替えると涼しい顔ですいすい登る。

 オフロードコースでは、パリ-ダカール・ラリーで優勝経験のある、三菱自動車の増岡浩さんが模範演技を披露してくれた。スキーのモーグル競技をおこなうような凸凹を軽々と乗り越え、軽くテールをスライドさせながら未舗装路を疾走する。こんなミニバン、ほかにはない。

 ルックスと同じぐらい、走りにもびっくりさせられたのであった。これだけの個性を持つミニバン、いやクルマは世界中探してもなかなか思いつかない。いろんな意味でデリカD:5はすごいクルマであった。

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