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“バブル”を象徴する1台「シーマ」が今年30周年!--歴代ニッサン シーマを振り返る

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 ニッサン シーマの登場から今年で30年を迎えた。初代を中心に日下部保雄が思い出を語る。

文・日下部 保雄

初代ニッサン シーマは1988年に登場。前年に登場した7代目セドリック/グロリアベースだ。
初代ニッサン シーマは1988年に登場。前年に登場した7代目セドリック/グロリアベースだ。

圧倒的な加速が魅力だった初代

 シーマの登場は1988年。セドリック/グロリアの上級に位置するパーソナルユーザーの最高級モデルとして誕生した。フルモデルチェンジしたセドリック/グロリアから半年遅れのデビューだったが、基本をセドリック/グロリアをベースにしながら外観デザインを大きく変えた点や、3ナンバー専用車だった点、当時としては比較的大排気量だった3.0リッターのNAとターボのみの設定だった点で、日本車のプライベートカーとして孤高の存在だった。

 時代はバブルの真っ盛りで当時流行ったハイソカーブームの頂点に立つモデルとしてシーマの存在感は大きかった。ボディサイズは全幅1770mmの堂々の3ナンバーサイズ。1.8m越えが当たり前の現在の3ナンバーからすればおとなしいが、約4.9mのロングボディとともにビッグカーとしてのインパクトは大きかった。このびっくりするようなサイズ感もシーマのひとつの魅力でもあった。

 もう一方の魅力は3.0リッターV6エンジン。特にターボは圧倒的なトルクで、アクセルを踏み込むとリアのセミ・トレーリングアーム式のサスペンションを大きく沈み込ませ、フロントを浮かせた迫力のある加速姿勢を見せた。これがシーマ・ファンには堪らないものだった。これはソフトなサスペンションセッティングの為でもあったが、シーマを象徴する姿勢で、ニッサンファンを喜ばせた。

 初代シーマは最初の1年間で3万6000台余りが売れ、品薄現象を起こし、高額な高級車がこれだけの人気を呼んだことから、バブル期を象徴する「シーマ現象」と呼ばれた。誰もが中流意識を持てた時代であった。

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