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おっ、いいじゃん! アルファロメオの新型セダン、ジュリアは想像以上の気持ちよさ

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おっ、いいじゃん! アルファロメオの新型セダン、ジュリアは想像以上の気持ちよさ

アルファロメオ ジュリア スーパー|Alfa Romeo Giulia Superインフォテイメントシステムは標準でAppleCarPlay、AndroidAutoに対応 アルファロメオ ジュリア スーパー|Alfa Romeo Giulia Superインフォテイメントシステムは標準でAppleCarPlay、AndroidAutoに対応

 サスペンションは硬すぎず、柔らかすぎず、したがって乗り心地はなかり良好。それに加えて気に入ったのが、ステアリングの操舵感で、軽めながら充分な路面フィールを伝える上に、作動感が素晴らしくスムーズなことだった。さすが名門アルファロメオ、やればできるじゃないか、という印象である。

 東名を一気に走り抜けて、箱根から伊豆のワインディングロードへ。スロットルを軽く緩めつつ、前記のグッドフィールなステアリングを切り込むと、ノーズが素直に内側を向いて、ジュリアは嬉々としてコーナーに入っていく。

 コーナリングはすこぶる安定したもので、限界近くまで攻めてもほとんどアンダーステアを感じさせず、オンザレール感覚でコーナーを抜けていく。イニシャルのアンダーステアが軽いので、スロットルを閉じた際の姿勢変化も極めて少なく、コントロールしたがりの腕達者には、むしろ物足りなく感じられるかもしれない。

 コーナリングが安定している一因は、パワーユニットにもある。ジュリアスーパーの2リッター直4ターボは200psと33.7kgmを生み出す大人しいチューンだから、シャシーの能力がそれを完全に上回っている印象なのだ。

 それとこの直4ターボ、実用域から充分なトルクを出すのに加えて、8段ATが極めて滑らかに変速することもあって、作動感がとてもスムーズなのも好ましい。ただしその反面、かつてのアルファロメオのエンジンが備えていた官能性という点では、少々物足りないのも事実だ。

 その一方で、まるでフェラーリみたいな、ステアリングコラム固定式の大型パドルを備えているのがアルファらしく、好き者には刺さるポイントのひとつだろう。

 さて、かなりの好印象を得たスーパーから、ホワイトのヴェローチェに乗り移る。シリーズで唯一のAWDモデルであるこれは、エンジンの基本こそスーパーと共通ながら、アウトプットが280psと40.8kgmに跳ね上がっている。

 ヴェローチェはインテリアの印象もスーパーとは少々異なる。ダッシュのトリムがウッドからアルミに替わるほか、サイドサポートの大きく張り出したスポーツシートが標準になる。これは純粋に好みの問題だといえるが、このスポーツシート、左右の張り出しが窮屈な印象があって、僕はスーパーのシートの方が落ち着いた。

 エンジンのパワーアップの効果は歴然で、車重はスーパーの1590kgから1670kgに増えているものの、それもモノともせず、ジュリアボディを力強く引っ張り上げる。だから僕は、この280ps仕様エンジンをスーパーに積んだら愉しいに違いないと、夢想したほどだった。

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