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堕ちた名優ケヴィン・スペイシー 性的暴行事件発覚からの転落の経緯

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堕ちた名優ケヴィン・スペイシー 性的暴行事件発覚からの転落の経緯

 スペイシーは事態を収拾すべく、すぐに謝罪した。SNSに「正直に言うが覚えていない。しかし私が彼の説明したような行動をとっていたならば、それが酔ったうえでの非常に不適切な行動だったと謝らなくてはならない」と声明を発表した。謝れば済む問題でもないのだが、ワインスタインのように「やっていない」とか「合意だった」とか言い訳するよりはマシ。しかしここからが大問題だった。

 スペイシーはつづけて声明のなかで「ゲイだ」とカミングアウトしたのである。「私はこれまで男性とも女性とも関係をもってきました。その結果、ゲイとして生きることを決意しました」と告白したのだ。

 これに批判が殺到。「あなたの性的志向は性的暴行とは何の関係もない」と指摘する声や「ゲイだと告白することで暴行事件から目をそらそうとしている」と非難する声があがった。俳優仲間も一般人もLGBTQもストレートも男性も女性も激怒した。つまり全員を敵に回してしまったのである。

 またケヴィンの事務所CAAも彼との関係を絶つことを決定。またパブリシストのステイシー・ウルフも彼との契約を打ち切ると発表した。孤立無援状態である。

 さらに刑事事件に発展する可能性も出てきた。先週末、スコットランドヤードことロンドン警視庁は、スペイシーが2008年にロンドンで起きた性的暴行事件に関わっているとして捜査に着手することを発表。新聞「ザ・サン」によるとスペイシーの自宅で酔って眠ってしまった当時23歳の男性が「目が覚めたらスペイシーが自分を犯そうとしていた」と告白しているという。

 映画『アメリカンビューティ』(1999年)や『ユージュラル・サスペクツ』(1996年)でアカデミー賞を受賞したスペイシー。舞台俳優としても高い評価を得ていてトニー賞も受賞している。その裏の顔にハリウッドもファンも衝撃を受けている。

 堕ちた名優はこれからどんな運命をたどるのだろうか……。

 

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