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コントロール無用 被写体を“自動追尾”し空撮する無人飛行機

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コントロール無用 被写体を“自動追尾”し空撮する無人飛行機

 無人飛行機のドローンをラジコンの延長のように考えてはいないだろうか?被写体を自動追尾して撮影するドローンがあれば、レジャーにホビーにと活用できそうだ。そんなドローン、実はすでにあるのです。

文: 野々下裕子(TIME & SPACE ONLINE

 ドローンが注目を集める理由の一つに、空中からの撮影機能がある。手が届かないくらいの高さでも安定して撮影できるホバリング性能が、これまでの空中撮影とはひと味ちがう、ダイナミックで迫力ある撮影を可能にしたのだ。本格的な空中撮影用のビデオカメラを取り付けられるドローンが登場し、今まで見たこともないようなアングルの映像がYouTubeなどで公開され、大いに人気を集めてもいる。しかし、従来のドローンには、Wi-Fi等で送られてくる映像を見ながら撮影者がコントロールしておいたり、飛行コースとカメラアングルを事前にプログラミングしておく必要があったりするという課題があった。

 そのような状況を一変しそうなのが、“6つの回転翼を持つヘリコプター”を意味するヘキサコプターの「HEXO+」である。被写体を自動追尾して空撮できるインテリジェントドローンで、クラウドファンディングのKickstarterに登場するやいなや大きな注目を集めた(関連記事:被写体を自動追尾して空撮してくれる無人機)。専用アプリでカメラアングルを入力すると、操縦者がカメラを操作しなくても被写体を自動で追尾、撮影する。最高速度が70kmであることから、モトクロスのようなスピードの早い競技も追尾でき、究極のセルフィー(自撮り)ムービーを撮影できるのだ。

  

 自動追尾機能には、スイス連邦工科大学チューリッヒ校が開発した通信プロトコル「MAVLink」が使われている。MAVLinkは独自開発のアルゴリズムにGPS機能を組み合わせた通信プロトコルで、被写体が持つスマートフォンの位置や速度の情報を自動で取得する仕組みを持つ。デモ映像を見る限りでは専用アプリの操作も直感的で、3Dモデル化されたキャラクターを使って撮影ポジションを決めれば、あとはタップするだけでドローンが撮影を始める。緊急時には自動で着陸させることも可能だ。

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