アルピーヌ、日本再デビュー!――新型A110、販売受付開始! - 産経ニュース

アルピーヌ、日本再デビュー!――新型A110、販売受付開始!

 復活したアルピーヌブランドの新型車「A110」。昨年のジュネーブショーでお披露目された同車がついに日本に上陸する。まず導入するのは、50台限定の「プルミエール・エディション」だ。(文・武田公実)
 2016年2月、プロトタイプの「アルピーヌ・ヴィジョン」として登場し、昨年春のジュネーヴ・ショーで、ワールドプレミアを果たした「アルピーヌ A110」。同車の販売が、日本でも開始した。
 当代最新のリアルスポーツカーである新型アルピーヌA110は、1962年から77年まで生産した「アルピーヌルノーA110ベルリネット」の精神とスタイルを、現代にセルフカバーしたモデルだ。
 運動性能や空力性能で、現代のスポーツカーをリードする存在となるべく、オリジナルA110のリアエンジン+後輪駆動から、ミドシップ+後輪駆動に駆動方式を変更。ただし、プロポーションは往年の美しさを巧みに表現した。しかも、単なるレトロ風に堕することのないモダンなスタイル。オリジナルA110のアイデンティティであった丸型4灯のヘッドライトや横長のテールランプも、最新のLEDでコンテンポラリーに表現する。
 日本に先行導入するのは、50台の限定モデル「プルミエール・エディション」。特別装備のサベルト製軽量スポーツシートのほか、天然皮革やアルミ、カーボンファイバーなど高級マテリアルで設えられたインテリアは、オリジナルA110のスパルタンな雰囲気を再現しつつも上質な空間を創る。
 新型A110のボディサイズは、ホイールベース2420mm、全長×全幅×全高は4205mm×1800mm×1250mm。これは、オリジナルA110(1600S)のホイールベース2130mm 、全長×全幅×全高3850mm×1550mm×1118mm と、圧倒的にコンパクトなサイズと比べると、大幅な大型化に映るかもしれないが、周囲を走るクルマの多くが大型化した現代では、相対的にはかつてと同じサイズ感、と言っておきたい。
 軽量パーツも多数採用。アルミ製プラットフォームとアルミボディに加え、アルミ製サスペンション、世界初の電動パーキングブレーキを内蔵したブレンボ製リアブレーキキャリパーなどによって、車両重量は1110kgとなったが、かつてのオリジナルA110(1600S系)の700kg前後という軽さにはとうてい及ばない。しかし、当代最新・最上のスポーツカーに相応しいパフォーマンスを賄うパワートレーンを搭載し、現代の路上における充分な受動安全性を満たすための剛性を確保したことを思えば、最小限に抑えられたといえるだろう。
 リア・アクスルの前に搭載するパワーユニットは、ルノー・日産アライアンスが新開発した総アルミ製の1.8リッター直4DOHC ターボ。かつてのアルピーヌ/ゴルディーニ直系となるルノーモータースポーツ部門で、長らくF1参戦も支えてきた「ルノー・スポール」がチューニングを手掛けた。最高出力252ps/6000rpm、最大トルク320Nm/2000rpmを発生する。これはオリジナルA110(1600S)に搭載したゴルディーニ製、1.6リッター4気筒OHVの138psを大幅に上回る。
 新型A110のパワーウェイトレシオは4.4kg/ps。ゲトラグ製の湿式7速DCT(ダブル・クラッチ・トランスミッション)を組み合わせる。0-100km/hの加速は、スーパーカーにも匹敵する4.5秒を達成したという。
 復活を遂げた新型A110を日本へ導入するべく、ルノー・ジャポンは新会社「アルピーヌ・ジャポン」を設立した。世界限定1955台の発売記念限定車「プルミエールエディション」を50台限定で日本に導入する。なお、6月22日20時より同車の購入申込み受付が始まった。
 特別装備を満載したプルミエールエディションにもかかわらず、そのプライスは790万円と大方の予想を下回った。購入申し込み期限は7月10日まで。申し込みが50人を超えた場合、発表会場と同じくフランス大使館で、大使立会いのもと抽選を行うそうだ。