浅田真央・舞姉妹が“美ボディ”を披露! 『GQ JAPAN』6月号の特集で

 

 420日、『GQ JAPAN」のインスタグラム・アカウントに浅田真央&舞姉妹が表紙の4月24日発売号(6月号)の写真が投稿されると、「えええ? ままま、真央ちゃん?!!!」とか「こういう真央ちゃんが見たかったです!」とかのオドロキの声、そして賞賛の声が多数挙がった。担当編集としては「ヤッタァ!」である。

 今回の出演にあたって浅田姉妹のマネージャー・和田麻里子さんからは、「真央と舞を(年齢相応に)”セクシー”にカッコよく撮ってあげてほしい」と、お願いされていた。とはいえ、見せ方や、いわゆる“セクシー”なるものの方向性などについては「編集部にすべておまかせしたい」という。

なるほど。「セクシーにカッコよく」というのは、しかし、言うに易く行うに難い。 “国民の妹”であり、老若男女、誰からも愛される、みんなの浅田真央を、へんに「セクシー」に見せてしまうのは最悪だ。世界トップのアスリートであり、そしてひとりの若い女性である彼女の、アスリートとして鍛え抜かれた躍動美をストレートに表現するのがベストであり、それはおのずと真央ちゃんの女性としてのしなやかで、やさしい美しさをも見せるものになるにちがいない、と考えた。かくしてフォトグラファーや、スタイリスト、そしてヘア&メイクなどとは、「アスリートらしい健康的な美ボディを撮りましょう」という方向性を確認、撮影に臨んだ。

 マネージャーの和田さんからのリクエストもあって、フォトグラファーは“MEN OF THE YEAR”号の表紙も担当したマチェイ・クーチャに依頼した。編集方針を伝えたところ、マチェイから「DISCO」「DANCE」というキーワードが提案された。マチェイは言う。

 「姉妹を想像したときにふと頭に浮かびました。カラダの動きを通して彼女たちが自分自身を表現する。シンプルかつ楽しさに溢れたイメージが湧き上がりました。ときには大胆なポージングやダイナミックな動きで、姉妹をカラフルかつセクシーなディスコスタイルに落とし込めたら、と思いました」 

スタイリストは三宅陽子だ。マチェイからのキーワードを受けてのアートディレクター・高村雄介の指名である。三宅は言う。

 「マチェイから“DISCO”と“DANCE”と“70’s”というテーマをもらいました。真央さんは可愛らしさを残しつつ健康的でセクシーに、ヘアはいつもよりふわっと可愛らしく華やかに仕上げる。メイクはグリッターで遊びを入れるイメージです。舞さんはタイトにまとめたヘアでメイクもシャープに。洗練されたかっこいい感じをイメージしました」

 表紙の衣装はヴァレンティノ。中面でもラグジュアリーブランドの新作の服を用意した。

 「リンク上の姉妹をイメージさせるきらびやかなものを、よりモードにした衣装が基本です。真央さんには可愛らしさを残しつつも大胆なカットのドレスをチョイス。舞さんにはスタイルの良さがより引き立つ女性っぽい洗練さのある衣装を選びました。またイヤリングなどで等身大の遊び心を表現しつつ、ディスコのテーマ性を意識しました」

 アートディレクターの高村は、「マチェイが“DISCO”と“DANCE”というテーマを提案してくれた段階で成功を確信しました。そして衣装の力はとても強力なもので、ご覧の通りとてもクールな仕上がりになりました」と、振り返る。

 今回のビジュアルをつくるなかで、ひときわむずかしかったのは真央のヘア&メイクだった。「笑顔の可愛い真央ちゃん」のイメージが強いし、今回の鼎談で共演した美輪明宏さん曰く、元来が「お雛様のような顔立ち」の彼女だから。可愛いい、の先にある彼女、エレガントで人生を謳歌するダイナミックな若い女性としての真央を、メイクのITSUKIは、ほんの少しのグリッターを使いつつ表現した。

 「あどけないイメージが残る真央さんをGQ WOMANに沿うように凛とした気品のある大人の女性に仕上げようと思いました。でも、ナチュラルな質感が基本です。つくりすぎた印象にならないよう、彼女のもつ愛らしさやあどけなさを消し過ぎず、骨格などを少し強調してシャープさを出す。華やかさもプラスしました。みずみずしい健康的な肌、華やかなで輝きのある目元、意志のある眉は少しだけ整えて大人っぽく仕上げました」とは、ITSUKIの言だ。

 「エネルギッシュでポジティブなイメージをつくる。セクシーというよりも、華やかなモードをまとうキャラクターづくりをヘアでは意識しました」

 と語るのは、ヘア担当の芝田貴之だ。

 「真央さんはヘアが重く見えないようにするのがポイントでした。ダークカラーのカーリーヘアーはシルエットだけが目立って重く塊のように見えやすいので、テクスチャーにはいちばん気をつかいました。舞さんは強さとシャープな意思が伝わるような、できるだけミニマムでスリックなモードの美しさを表現しました」

 浅田姉妹のパファーマンスは圧巻だった。高いヒールを履きながらも、マチェイのさまざまな指示を難なくこなして見せた。2人とも勘がいい。そして、撮影を真に楽しんで向き合っているのが伝わってくる。姉妹の撮影に対する真摯な姿勢に、いつの間にか制作スタッフの側が引っ張られているようですらあった。

 メイクのITSUKIは、「世界を相手に戦ってきた真央さんのエネルギーやオーラは感動ものでした。とてもオープンで裏表がまったくない、真っ直ぐな彼女から感銘を受けました」と、述べる。 

 「カラダを大きく動かしていたので、撮影中に転んだりしないかと最初は心配しました。長い撮影時間の中でここまで動き続けることができるファッションモデルやタレントはなかなかいません。やっぱり、彼女たちはプロフェッショナルのスケーターでしたね」とアートディレクターの高村は語った。

315日(木)の午後から行われた撮影はインタビューも含めて約8時間の大掛かりなもの。姉妹は午前中にアイスショーの早朝練習を済ませてからスタジオ入りしたので、ハードなスケジュールであった。

 5月3日からは自身がプロデュースするアイスショーで地方巡業を行うことになった浅田真央。姉に相談しながら、演技構成はもちろん、演出から選曲までを自ら行なうという。

 「かわいいイメージが先行していますが、私にとっての真央さんはそれ以上のものをもっているセクシーなWOMANです。溢れ出る自信、エネルギー、エレガンスにくわえて、力強さを写真で表現しようとしました。そこにセクシーさがあるのです。彼女のそうした面も、もっと知ってもらえるとうれしいです」とは、フォトグラファーのマチェイの事後談である。

 最後に。

 今回の撮影を前にマネージャーの和田さんから「ぜひ練習を見てください」との要望があり、記者は2月23日(金)朝9時、神宮外苑のスケートリンクで浅田真央ちゃんと対面した。リンクサイドで見学していると、彼女が目の前を駆け抜ける。想像以上のスピードだ。スケートが氷を削る音もすごい。テレビではわからないその迫力に圧倒された。そして、曲に合わせて真央ちゃんが氷上を舞う。これは、聞き覚えのあるあの曲、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』だ。

 記者はソチ五輪女子フィギュアスケートのフリースタイルをシーンを思い出した。そして、思わず知らず、こみ上げるものを抑えることができなかった。

 浅田真央&舞姉妹のあたらしいチャレンジとなった写真を、どうぞ明日発売の本誌でご鑑賞いただきたい。

 浅田真央サンクスツアー 

 「浅田真央サンクスツアー」が5月3日(新潟アサヒアレックスアイスアリーナ)からはじまる。北は北海道から南は福岡まで、全国10箇所公演となる今回のツアーは、浅田真央本人によるセルフプロデュース。今まで滑ってきたプログラムがメドレーで楽しめる!

http://maotour.jp