ウェブで"ポチッ"とメルセデス オンラインのみで買えるCクラス特別限定車 - 産経ニュース

ウェブで"ポチッ"とメルセデス オンラインのみで買えるCクラス特別限定車

 実は左ハンドルが選べないCクラス
Cクラス(セダン)に特別限定車が設定された。その名も「C 200 Exclusive Beige Limited」。通常は販売されていない左ハンドル仕様のみとした点が大きな特長である。また、C 200 AVANTGARDEをベースとしながら、ボンネットにスリーポインテッドスターを配した伝統的なフロントマスクを採用する。インテリアも専用色のシルクベージュ/エスプレッソブラウンの本革シートとブラウンアッシュウッドインテリアトリムを採用するなど、コンサバティブに仕立てている。旧来のメルセデス像に近い1台といえるだろう。快適装備も充実し、広い開口部が特徴のパノラミックスライディングルーフやブルメスターのサラウンドサウンドシステム、シートベンチレーター(前席)などを備える。販売台数は異なる2種類のボディカラー(ダイヤモンドホワイト/セレナイトグレー)それぞれ5台ずつ、計10台となる。価格は682万円。
 こちらの限定車のもうひとつの大きな特徴はウェブ上の「Mercedes-Benz Online Store」(http://www.mercedes-benz.jp/onlinestore/)で発売する点だ。担当販売店の選択、ローン審査並びに申込金決済、契約締結など一連のプロセスをオンラインで行うことで、ユーザーが気軽にスマートフォンやパソコンからクルマを購入できる。もちろん、アフターサービスやカスタマーケアはこれまで通り正規販売店が担当する。
 ウェブで自分らしい輸入車を購入しよう
メルセデス・ベンツ日本がオンラインストアを開設したのは201710月。現在に至るまで、通常では設定されていないSLC6MT仕様やスマート・フォーフォーのオープンモデル(キャンバストップ仕様)などを台数限定で販売してきた。こうしたマニアックなグレードをなぜ導入するのか。同社広報部によると「小さなニーズを汲み取ることで、お客様の層を少しでも広げていきたい」とのことだった。
 「ウェブ上での販売はマーケティングの実験的要素もある。将来は幅広い展開(通常グレードの販売等)も検討していきたい」そうだ。インポーターが直接販売するとなると、気になるのはディーラーとの関係だが、聞けば「納車やアフターサービス含め、クルマを実際に取り扱うのはお客様指定のディーラーとなります。オンラインストアは多様化する購買スタイルへの対応の一つであり、お客様と正規販売店との “橋渡し役”としての意味合いが大きいかもしれません」。
 こうしたインポーター主導による新しい販売方法をおこなっているのはメルセデス・ベンツだけではない。例えばボルボ。東京・青山に昨年オープンしたコンセプトストア「ボルボスタジオ青山」では、ストア限定のリースプログラムといった新たな販売方法でより幅広いニーズに対応している。
 「今さら左ハンドルのCクラスか」と思ったが、筆者の周りでも長年輸入車を愛用しているユーザーの中には「左ハンドルしか乗れない。右ハンドルだと怖い」といった声を時折耳にする。しかし、昨今の輸入車事情は以前と大きく異なり右ハンドルが主流。左ハンドルのクルマを購入したくとも、選択できず困っているという相談を受けたこともあった。こうしたユーザーは少数派かもしれないが、輸入車に長年慣れ親しんでいる証拠。彼らを囲い込もうとするメルセデス・ベンツ日本の戦略はさすが販売台数首位を独走するだけあって抜かりない。今後も魅力的な限定車を積極的に導入してほしい。