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コウノトリのひな3羽、全国初の里親飼育 兵庫・豊岡

里親飼育をすることになったベテランのコウノトリ=兵庫県豊岡市(県立コウノトリの郷公園提供)
里親飼育をすることになったベテランのコウノトリ=兵庫県豊岡市(県立コウノトリの郷公園提供)

 国の特別天然記念物コウノトリの野生復帰事業に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)は15日、同県朝来市内の人工巣塔のひな3羽を保護し、公園内の子育て経験豊富なペアに飼育を託したと発表した。コウノトリの托卵(たくらん)は事例があるが、ひなの里親飼育は全国初のケースという。

 同公園によると、ひなを育てていたペアのうち雄が今月12日、朝来市内の圃場(ほじょう)水路で、けがをして動けない状態で見つかった。同公園が保護したが、14日朝に死んだ。

 コウノトリは通常、ペアが交互で採餌し、孵化(ふか)したひなを育てるが、親鳥が1羽だけになると、巣を離れた際にカラスやトビに襲われる危険がある。巣塔の上空にはトビの姿があり、周辺住民らが心配していた。

 このため朝来市長名で同公園に対応の依頼があり、13日に職員が3羽のひなを移送。同公園で飼育している子育てのベテランペアに預けることにした。

 コウノトリは気性が荒く、見知らぬひなを傷つけるのではと心配されたが、ケージ内の巣に3羽を入れると、さっそく雌が餌の吐き戻しを行い、与えるようになった。雄もひなを抱いて餌を与える行動を見せ、職員らを安堵(あんど)させた。

 ひなたちの里親飼育の様子は、同公園の東公開サイトのドーム形ケージで6月末までは見学できるという。同公園は「順調に育てば広いケージに移し、巣立ちの訓練後、9月中頃には元の人工巣塔周辺に放鳥したい」としている。

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