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統合新設校、かるたで一体感醸成 茨城・つくば

「秀峰筑波かるた」を通じて郷土への関心が深まることを期待する柿崎優子さん=茨城県つくば市(篠崎理撮影)
「秀峰筑波かるた」を通じて郷土への関心が深まることを期待する柿崎優子さん=茨城県つくば市(篠崎理撮影)

 昨年春に9つの小中学校が統合して誕生した茨城県つくば市立秀峰筑波義務教育学校の児童や生徒が、校区にゆかりのある歴史上の人物や特産品が登場する「秀峰筑波かるた」を制作した。異なる地域の子供たちが一緒に学ぶことになった統合校で、学校の一体感をはぐくむ遊びとして親しまれている。

 きっかけは、PTA役員の懇親会で、校区が広がり知らないことがたくさんあると感じていた柿崎優子さん(47)が「かるたでも作ってみようか」と軽い気持ちで口にしたことだった。

 柿崎さんを委員長とする制作委員会が発足し、開校記念行事として約1年がかりでかるた作りに取り組んだ。地元の人が考えた題材のアイデアを5年生が読み札にして、絵札は美術部の生徒が担当し、110セットを制作した。

 一般販売はしていないが、口コミで評判が広がったため、地元を中心に希望者に貸し出している。

 「う」は《うんめえな もちもち甘い 北条米》、「け」は《ケガ治す 魔法の薬 ガマの油》…。戦国武将の小田氏治、横綱・男女ノ川ら地元出身の人物も登場する。

 柿崎さんの三女は「い」の読み札を考えた。

 《茨城ブランド みんな愛する 作岡の芝》

 姉妹でかるた取りをしていると、負けても「い」だけは「これは私の札」と絶対に取るという。

 「かるたなら、おじいちゃんと孫が一緒に楽しむことができる。遊びながら世代間交流を図って郷土の歴史も学んでほしい」と柿崎さん。

 次の目標はかるたの「つくば市全域版」を作ることだ。柿崎さんは統合前の旧・作岡小でも閉校記念のかるたを作った経験がある。

 「つくばは都会でも田舎でもあり、その対比が面白い。中心部に比べて元気がない周辺部の活性化にもつながる」

 地元の人たちの郷土への深い思い入れが秀峰筑波かるたの魅力となっている。なじみ深い方言を盛り込んで作った最後の「ん」のフレーズは、「これしかない」とみんなが納得した。

 《んだっぺよ 秀峰筑波 いがっぺな》

(篠崎理)

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