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白紙の「大河ドラマ館整備」争点に急浮上 静岡、伊豆の国市長・市議選

市が大河ドラマ館などの整備を目指していた韮山時代劇場=伊豆の国市
市が大河ドラマ館などの整備を目指していた韮山時代劇場=伊豆の国市

 11日告示の静岡県伊豆の国市長選と市議選は、令和4年放送予定のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の観光関連事業の対応を争点に舌戦が繰り広げられそうだ。市は主人公・北条義時の生誕地として売り込みをもくろむが、大河ドラマ館を核とした事業費をめぐって市議会と対立したからだ。背景には感情的なもつれもあり、選挙後もしこりが残るのではと懸念される。

 対立の引き金となったのは、市が3月定例市議会に提出した、令和3年度当初予算案に計上した大河ドラマ関連事業費3億3500万円。一部の市議は「高すぎる」「費用対効果が見込めない」などと反発し、関連事業費を減額した修正案を提出し、いったんは可決された。

 しかし、市側は「地域振興に必要な財源」として譲らず、採決を無効にする「再議」を連発するなど紛糾。結局、市側が3月30日に必要最低限の関連事業費2100万円へ大幅減額した予算案を提出し可決された。ただ、減額したことで大河ドラマ館など一連の整備計画は白紙に。関連事業費に盛り込まれていた国の交付金の扱いも宙に浮き、予定された施設建設の公募も保留になった。

 地元政界関係者は今回の事態に「(選挙戦を控え)現職(市長)も、反対した市議も感情的にもつれ、歩み寄りの余地がなかった。コロナ禍で厳しい地域経済活性化のカンフル剤なのに、どちらも市民のためになっていない」と嘆く。

 選挙戦では、大河ドラマ館や関連施設設置の規模、開設場所をめぐる論戦が展開されそうだ。同時に、水面下で市議選後をにらんだ多数派工作も激しくなるとみられる。投票は18日。有権者の審判が注目される。

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