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野村萬斎「ポワロに対抗していきたい(笑)」 三谷脚本シリーズ3作目を語る

カイゼルひげをたくわえ、独特の雰囲気を醸し出す野村萬斎(C)フジテレビ
カイゼルひげをたくわえ、独特の雰囲気を醸し出す野村萬斎(C)フジテレビ
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 6日放送のスペシャルドラマ「死との約束」(後9・0、フジテレビ系)に主演する狂言師、野村萬斎(54)が放送を控え、ドラマへの抱負を語った。

 同作品は「オリエント急行殺人事件」(2015年)「黒井戸殺し」(18年)に続く萬斎主演、アガサ・クリスティ原作、三谷幸喜脚本のシリーズ第3弾。「死海殺人事件」のタイトルで1988年にアメリカで映画化もされているが、日本での映像化は初となる。

 今回は舞台を世界遺産に登録されている熊野古道、時代設定を昭和30年に置き換えて執筆された。

 主人公は、名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)。シリーズ3作目、3年ぶりのドラマとなる萬斎は「三谷さんはすでに『黒井戸殺し』を撮影している頃から今作の構想がおありだったようで“次回は勝呂が淡い恋をする…”とおっしゃっていた。その通り、今回は女性に囲まれているという、とても華やいだ心地でした(笑)」と話す。

 これまでの勝呂は“風変わりな小男”というイメージがあったが、シリーズを追うごとに人間味を増してきているともいう。

 三谷脚本の魅力を改めて口にする。

 「原作を好んでいる方々からすると、(エルキュール)ポワロってちょっと嫌なやつということも含めて原作に忠実であってこそ面白い。それをまさしく三谷マジックが日本人の感覚でも受け入れやすい作品に仕上げた。今回もエルサレム、死海を熊野古道に置き換え、他にも“ABC殺人事件”を“いろは殺人事件”と言い換えるなど、そういうウイットに富んだ変換術も非常に面白いし、演じていても楽しい」

 勝呂のキャラクターも「3作目にしてある程度投球方法も定まってきたところはある」という。

 「ひげのように象徴的なものを身につけると勝呂の話し方に自然と入りやすくなるので、ひげは演じる上での助けにもなっている。“三谷節”をやっていると“ちょっと古畑任三郎ぽいかな?”と思うような間ができてくることもあるが(笑)、そこは勝呂なりの間に変えられるようになってきたような気がする。どうしてもしゃべりが中心になってくるので、動きの部分でもバリエ-ションを出していきたいと思い、無声映画のチャプリンみたいな動きを初回からやっている」

 役作りを存分に楽しんでいる様子で、昭和30年という設定にもひかれる。

 「一種の時代劇。その様式美やある種のパターン化された動きも許されると思うので、そういう楽しみ方もできる。また、今回も衣装がすばらしい。大正モダニズムから戦後の洋服の流れまで興味深いのではないでしょうか。みなさん、本当に格好いい」

 今回は「トリックがこれまでとはまったく異なり、みなさんが裏切られる展開かもしれない。それほどスリリング」と強調し、さらに「家族がテーマ。それと旅というもののロマンであり、不思議さが実は大きなテーマになっている。人と人がその場所で出会う偶然性を含めた旅の面白さ…コロナ禍でみなさん、旅がなかなかできないと思うが、この作品で旅行気分を味わっていただけたら」と語った。

 さて、次回作はあるのだろうか。

 「すでに三谷さんは次の作品を構想しているというのが、実はわれわれの耳には入ってきている。イギリス映画でポアロを演じているケネス・ブラナーに対抗していきたいですね」と穏やかな笑みを浮かべながら決意を新たにしていた。

 出演は松坂慶子、山本耕史、シルビア・グラブ、市原隼人、比嘉愛未、坪倉由幸(我が家)、鈴木京香ら。

(産経デジタル)

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