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インディーズ特化のウェブ作品映画祭創設 制作者と観客、交流でレベルアップ

ジャパンウェブ映画祭の公式サイト
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 インターネットで発表されるウェブ作品対象の「JAPAN WEB FEST(ジャパンウェブ映画祭)」が創設され、20、21日にオンラインで行われる。インディーズ(自主制作)作品がほとんどの、ウェブ作品に特化した映画祭は日本で初めてという。インディーズ作品の価値向上や、クリエーター同士、制作者と観客が交流して創造力を高めることなどを目的にしている。

 「自分たちで作って、自分たちで配信することが手ごろになった時代に、各個人が持っているクリエイティビティーをお祝いする場を作りたかった」

 映画祭を創設したプロデューサーの宮本万里さん(35)は狙いをこう語る。2009(平成21)年に米ニューヨークに渡り、演劇を学んだ後、インプロ(即興演劇)などを使って日本語や英語を学ぶワークショップを実施。18年には、米ニューヨークで暮らす日本人の実像を描いたウェブドラマ「ジャパドリ・オブ・ニューヨーク」を制作、出演した。

 その作品が韓国で19年に開かれたソウルウェブ映画祭に選出された。現地での経験を通じ、自主映画を作っているクリエーターがつながり、交流できるコミュニティーを日本にも作りたいと考えたという。

 「日本ではインディーズというと趣味の延長と思われがちだが、それは勉強する場が少なかったことに原因があると思う。インディーズでもクオリティーの高い作品はあるし、観客とクリエーターが意見を交換できる場ができると、お互いが向上していけるのかなと思った」

WEB作品に特化した映画祭を創設した宮本万里さん
WEB作品に特化した映画祭を創設した宮本万里さん
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 海外で開かれている5つのウェブ映画祭と提携したこともあり、日本以外に米国やイタリア、カナダなど33カ国から201作品の応募があった。公式作品として約55作品に絞り、オンラインで上映。ウェブシリーズ(ウェブで公開される連続ドラマ)、ウェブ短編映画ナラティブ(物語)、ウェブ短編映画アニメーションなどの部門ごとに最優秀作品を選出する。

 インディーズ作品の価値向上や、クリエーターに学びの場を提供するという目的のため、実践的なイベントも予定されている。

 北朝鮮による拉致事件の取材などを手がけたジャーナリスト、高世仁(たかせ・ひとし)さんとテレビ番組「情熱大陸」(毎日放送)の演出などを行った経験を持つドキュメンタリー番組監督、高木つづみさんらによるトークショーでは、フリーのクリエーターとしてどう生きるかやネット時代の制作について語ってもらう。

 このほか、時代劇の殺陣やアクションの撮影方法を学べるセミナーや、米アカデミー賞で作品賞など4部門に輝いた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のPRを行った企業によるインディーズ作品の売り込み方に関する講演も予定している。

 クリエーター同士の関係を深めるため、オンラインでの交流会も行われる。「映画祭で違う国のクリエーターが出会って、『オンラインで作品を作ろうか』『今度日本に行くから、そのときに何か作ろうか』というきっかけができればうれしい」と宮本さん。観客もクリエーターとコミュニケーションを取ることができ、視聴者目線を取り入れることでさらなる制作力向上を目指す。

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が出されていることもあり、今回はネット上のみでの開催となったが、次回以降は「世界の人たちと瞬時でつながることができるオンラインの良さも生かしつつ、実際に集まって意見交換したりする場を設けたいと思っている」と宮本さん。映画祭の今後について、「ネット世代のクリエーターが、撮影の仕方や編集方法、観客データの扱い方などをシステマチックに学べる場所を作りたい」と抱負を語った。

 チケットの販売も始まり、オンラインでの作品上映も行われている。ジャパンウェブ映画祭の公式サイトはこちらをクリック(https://japanwebfest.com/)。フェイスブックのページ(こちらをクリック、https://www.facebook.com/japanwebfest/)では、最新情報を紹介している。

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