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【シネマプレビュー】人を結びつける「世界で一番しあわせな食堂」ほか2本

 公開中~公開間近の作品から、文化部映画担当の編集委員がピックアップした「シネマプレビュー」をお届けします。

■「世界で一番しあわせな食堂」

映画「世界で一番しあわせな食堂」の一場面(C)Marianna Films
映画「世界で一番しあわせな食堂」の一場面(C)Marianna Films
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 フィンランド北部に広がる自然豊かなラップランド地方の小さな村を舞台に、恩人を捜しに中国・上海からやってきた料理人、チェン親子と現地で食堂を営む女主人、シルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)や村人たちとの心温まる交流を描いた。

 チェンが作る料理は村でも評判となる。そしてチェンの料理哲学「医食同源」(薬と食べ物は本来、根源が同じ)による健康に良い食事が、地元の人たちの体と心を癒やしていく。シルカとの距離も縮まる中、帰国日が近づくが…。

 フィンランドは、国連が発表した2020年版「世界幸福度報告書」で3年連続で1位を獲得。社会保障が充実し、子供から老人まで日々の生活を満喫しながら生きている。そんな様子が本作からもうかがえる。

 そして作品に登場する常連客のおじいさんたちが実に魅力的だ。好奇心旺盛でこれまで見たこともない中華料理や箸にもチャレンジしてしまう。監督はフィンランドで最も著名な監督・プロデューサーの一人、ミカ・カウリスマキ。

 19日から東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマなどで全国順次公開。1時間54分。(啓)

■「モンテッソーリ 子どもの家」

映画「マーメイド・イン・パリ」の一場面
映画「マーメイド・イン・パリ」の一場面
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 プロ棋士、藤井聡太棋聖も幼稚園で受けたという「モンテッソーリ教育」。20世紀初頭にイタリア出身のマリア・モンテッソーリが考案し、世界中に普及した。その教育現場を2年3カ月にわたって“観察”したドキュメンタリー映画。

 フランス・ルーベにある幼稚園に通う2歳半~6歳の子供たちが自らユニークな教具を選び、自由に活動し、教師はあくまでも黒子的存在だ。幼児教育に関心のある人におすすめ。監督はアレクサンドル・ムロ。日本語吹き替え版はモンテッソーリのナレーションの声を本上まなみ、ムロ監督の声を向井理(おさむ)が担当。

 19日から東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマなどで全国順次公開。1時間45分。(啓)

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