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画面と時間の争奪戦…動画配信サービス、独自色で国内勢攻勢

 「強みである、国際的なスポーツイベントや大物アーティストらの音楽ライブが中止などに見舞われ、放送・配信ができなかった。在宅時間の増加で映像サービスが伸びたとされるが、それは配信系のみ」(内濱氏)。

 そうした中で、「まずは(動画配信サービスの)選択肢の一つに挙げてもらうことが重要」と、「WOWOWオンデマンド」のサービス開始につながった。

 「…オンデマンド」の月額サービス料金は、放送の「WOWOW」と同額の2530円。「スポーツ生中継や音楽ライブ、それに『連続ドラマW』などのオリジナルドラマの3つが最大の武器。オリジナルコンテンツも制作しており、多様な顧客層が楽しめる」と自信を見せる。

ワンコインで会員急増

 NTTドコモが展開するdTVは平成21年に「BeeTV」として開局した。強みは料金の安さだ。昨年12月から洋画や海外ドラマ300タイトル、邦画200タイトルを追加し、12万作品が見放題だが、月額料金は550円。ネトフリが5日に、ベーシックプランを880円から990円に値上げし、dTVの低価格がさらに際立った形だ。

 昨年の緊急事態宣言下で大きく会員を増やしたが、同社のスマートライフビジネス本部コンテンツビジネス部では、「ワンコイン(税別500円)でちょうどいいと思われるサービスを展開する」としている。

 音楽コンテンツに強みを持つほか、先月29日に公開された映画「名も無き世界のエンドロール」の後日譚となるオリジナルドラマを配信するなど、独自色を出している。

映画と連動でプロモーション

 公開中の映画「名も無き世界のエンドロール」と、その後日譚となるdTVのスピンオフドラマ「Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~」。その双方のプロデュースを務めた内部健太郎プロデューサーは、映画と配信ドラマの関係について「メディア連動することで得られる一番大きな効果はプロモーション効果」と指摘する。

 海外の配信事業者などを中心に、劇場作品を公開と同時に配信するケースも増えているが、内部氏は「映画はイベント感、誰かと行く特別感があり、配信には場所と時間を選ばず視聴できる利便性があるため、共存していく」と説明。「両方のメリットを生かした連動コンテンツや相互送客を目指した取り組みも増えるだろう」としている。

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