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つまはじきの人間見つめて 映画「すばらしき世界」西川美和監督

「人の温かさがどれだけ大切なものかが作品を通じて伝われば」と話す西川美和監督(三尾郁恵撮影)
「人の温かさがどれだけ大切なものかが作品を通じて伝われば」と話す西川美和監督(三尾郁恵撮影)
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 シカゴ国際映画祭で観客賞と最優秀演技賞をW受賞した映画「すばらしき世界」は、「ゆれる」「ディア・ドクター」などの作品で知られる西川美和監督(46)が初めて取り組んだ、原作のある作品。直木賞作家、佐木隆三のノンフィクション小説「身分帳」にほれ込み、時代設定を現代に置き換え、5年の歳月を掛けて脚本を完成させた。西川が作品への思いを語った。(水沼啓子)

役所広司の演技に感服

 「実際の人物がモデルだったので、一度掘り下げてみたいと思った。人が作った物語を監督した経験がなかったので、今回は隅々まで自分の血や肉のようにし直すため、いろいろなものを解釈するのに時間が必要だった」と話す。

 元服役囚の主人公、三上正夫を演じたのは役所広司(65)。西川が17歳のときに役所の演技を見て感動し、「いつか狂気をはらんでいて、なおかつ魅力的な役をやってもらいたい」と思い続けていた。今回、満を持してオファーをしたところ前向きな回答をもらい、脚本は役所のキャスティングを想定して“当て書き”された。

 劇中、三上の常軌を逸した面も描かれている。「つまはじきにされた人間をきちんと見つめていく作品なので、欠点も描かないといけなかった」という。

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