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【鑑賞眼】「ニューイヤー・バレエ」新国立劇場 無観客ライブ配信

無観客ライブ配信された「ニューイヤー・バレエ」公演で「ペンギン・カフェ」を踊るダンサーたち(新国立劇場提供、長谷川清徳撮影)
無観客ライブ配信された「ニューイヤー・バレエ」公演で「ペンギン・カフェ」を踊るダンサーたち(新国立劇場提供、長谷川清徳撮影)
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 新国立劇場バレエ団の新春恒例「ニューイヤー・バレエ」は公演関係者1人が新型コロナウイルスに感染したため、公演中止に。ただ、ほかの公演関係者はウイルス検査で全員陰性ということで11日、無観客で公演が実施され、無料でライブ配信された。

 しかも東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏で上演され、何ともラグジュアリー(豪華)な配信となった。2度の休憩時間中も生配信され、オーケストラのチューニングの様子など、まるで劇場にいるかのような臨場感を味わえた。

 新国立劇場では久しぶりの上演という古典バレエ「パキータ」は、明るくて華やかだ。ナポレオン軍占領下のスペインが舞台なので、舞台衣装の基本カラーは赤。上体のひねりを加えた独特のポーズで、スパニッシュぽさも醸し出す。ジプシーの娘パキータ役は米沢唯。群舞を踊る赤い衣装のダンサーとは対照的に白い衣装を身に着け、“センター”で輝いていた。

 劇場だと舞台上のダンサーの細かな表情までは確認できないが、今回は表情をアップにするカメラワークにより鮮明に見ることができた。米沢唯がこんなにも顔に表情を付けながら踊っていたとは…。驚きでもあり、新たな発見でもあった。

 池田理沙子、中家正博の「ソワレ・ド・バレエ」はしっとりと叙情的な踊りがどこまでも美しかった。新国立劇場バレエ団のダンサーが振り付けたという作品「Contact」「カンパネラ」の2作品は、いずれも良かった。

 小野絢子、木下嘉人による「Contact」は洗練されていたし、福岡雄大の「カンパネラ」はスピーディで雄々しい動きがさえた。この作品を振り付けたダンサーたちの才能とバレエ団の層の厚さを感じさせる内容だった。

 ラストの演目は、待望の再演というビントレーの人気作「ペンギン・カフェ」。オオツノヒツジ、カンガルーネズミ、ケープヤマシマウマ、ウーリーモンキーといった、さまざまな絶滅した(させられた)動物あるいは絶滅危惧種が登場する異色のバレエ作品。一部のダンサーは被り物を身に着けて踊る。

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