PR

エンタメ エンタメ

「唯一無二の存在」京アニ事件がアニメ界に与えた影響

「事件の記録が重要」

 津堅さんは著作で「京アニの復興を応援したい」とエールを送った。その上で京アニに期待するのは、事件以後のマスコミ対応や義援金の扱い、新たなスタッフの拡充や教育、制作体制の変化などの再建過程をリポートとしてまとめ、公にすることだ。

 津堅さんによると、事件以前から、スタッフらに社内情報の箝口(かんこう)令を徹底するなど秘密主義的な姿勢があったという。「『クリエーターなので作品がすべて』という京アニ側の考えは理解するが、作品を世に出すことで社会的責任も帯びる。だからこそ記録、保存が重要だ」と津堅さんは語り、続けた。

 「事件からの再建過程の詳細を社会に共有することで、事件や京アニの復興、業界の今後について多角的に考えるきっかけになる」

 京都アニメーション

 昭和56年創業。京都府宇治市に本社やスタジオを構える。東京に本拠を置く企業が約9割を占めるアニメ業界にあって京都から作品を発表し続け、業界では珍しくスタッフを正社員、固定給で雇用している。3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)を駆使したアニメーションが主流となりつつある中、手描き作画へのこだわりでも知られ、「京アニクオリティー」と呼ばれる高い作画力と演出力が人気に。2000年代にはテレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「けいおん!」などが若者を中心にヒットし、今年9月に公開された最新映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は興行収入が20億円を超えた。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ