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韓国の女性差別描く「82年生まれ、キム・ジヨン」翻訳小説として異例の売れ行き

映画「82年生まれ、キム・ジヨン」のキム・ドヨン監督
映画「82年生まれ、キム・ジヨン」のキム・ドヨン監督
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 韓国で130万部を突破したベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」(チョ・ナムジュ著)が、日本で累計発行部数21万部を超え、翻訳小説としては異例の売れ行きとなっている。平成30年に翻訳本が筑摩書房から出版された。同書が原作の映画の公開が9日に始まったことで、小説が改めて注目されている。

 小説は1982年生まれのキム・ジヨンという、ありふれた名前の平凡な女性の人生を通して、韓国の現代女性が直面する差別や生きづらさを描いている。しかし韓国に限らず、日本でも同様の経験をしている女性は少なくないのでは。

 日本では文芸書で20万部を超えればベストセラーとされる。翻訳小説となると異例のベストセラーだ。筑摩書房によると、購読者の8割は女性で、20~60代の幅広い年齢層から支持されているという。

 読者から「家族や友達にプレゼントしたい」という声が多数寄せられたことから、そのまま贈ることができるラッピングデザインの帯バージョンも、1万部限定で今月、発売された。

 映画は韓国で昨年10月に公開され、観客動員数は350万人を超えた。「小説の中で描かれていることを、映画で伝えるべきだと思った」と話すキム・ドヨン監督は、本作が長編デビュー作となった。

 70年生まれのキム監督は、原作について「私よりも若いジヨンが経験したことと私自身が経験したことと大きな違いがないことに驚かされたし、悲しい気持ちになった」という。

 さらに、「とても共感して読んだ。母親の人生や私の上の世代、そして私や友人たちの人生について初めて見つめ直すことができた小説だった」と話した。(水沼啓子)

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