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【シネマプレビュー】時間が逆回転「TENET テネット」ほか3本

映画「TENET テネット」の一場面
映画「TENET テネット」の一場面
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 公開中~公開間近の作品から、文化部映画担当の編集委員がピックアップした「シネマプレビュー」をお届けします。

★★★★★ 傑作

★★★★  見応え十分

★★★   楽しめる

★★    惜しい

★     がっかり

(☆は★の半分)

■「TENET テネット」

★★★★

 大都市を除いて営業を再開した米国の映画館で、最初にかかった大作がこれだ。「インターステラー」など独自の観念を視覚化した映像で観客の度肝を抜いてきたクリストファー・ノーラン監督が、ここで見せるのは「時間が逆行する世界」。従来の「時間旅行」とは異なる。時間が逆回転するのだ。それは実に不可思議な映像で、乗り物酔いに似た気分に陥る。劇伴音楽には、かつてビートルズがテープを逆回転させて得た、ノイズに似た音も混じり効果的だ。これはもう、映画館で体験してもらうほか説明は難しい。

 主演は、ジョン・デイビッド・ワシントン。役名はない。未来からしかけられた第三次世界大戦を阻止する戦いに巻き込まれる特殊工作員だ。冒頭から、ずっとアクション。気を抜くと置いていかれてしまう。一瞬たりとも目をそらさない方がいい。「テネットとは主義である」などという深淵(しんえん)そうなセリフでけむに巻かれそうになるが、構える必要もない。真相には驚くが、受け入れやすい。

 18日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。2時間半。(健)

■「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」

★★★★

 看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は夫とともに、公園で6年前に失踪した当時7歳の息子を捜し続けていた。ある日、彼女の元に息子の目撃情報が寄せられる。その情報を頼りに向かった先は、とある島で釣り場を営む怪しげな家だった…。

 日本でも人気のイ・ヨンエが14年ぶりにスクリーンに復帰したサスペンス映画で、アクションシーンも体当たりで演じている。犯罪集団と悪徳警官に、たった一人で立ち向かう母親の姿は圧倒的存在感を放っていた。意外などんでん返しとオチには思わずうなった。キム・スンウ監督の初長編作品で、次作にも期待。

 18日から東京・新宿武蔵野館、大阪・シネ・リーブル梅田などで全国順次公開。1時間48分。(啓)

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